「遠藤と三笘の直接対決、ピッチ上ではすれ違い」イングランド・カラバオカップ4回戦 ブライトン-リバプール

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日本人所属チーム同士の対戦となったカラバオカップ4回戦、ブライトンのフォーメーションは4-2-3-1で、三笘はベンチスタート。対するリバプールはターンオーバーで遠藤が4-3-3のアンカーで先発。

どちらも自陣からパスを繋ぐサッカースタイルとあって、序盤からスリリングな戦いが展開される。7分にはブライトンのパスを遠藤がダイレクトでスルーパス、しかし前線のガクポに合わずGKがキャッチ。ブライトンもリバプールのオフサイド崩れからランプティがシュートもGKヤロシュが体で止める。

その後はリバプールがボールを支配しながらも試合は膠着状態、どちらも単発でチャンスはあったが決められず、前半1分のロスタイムもスコアは動かず後半へ。するといきなり2分に左サイドでボールを受けたガクポがカットインから強烈なミドルを決めてリバプールが先制。

ブライトンもランプティのクロスにアディングラがヘッドもヤロシュが横っ飛びで防ぐ決定機。7分には遠藤がアフター気味のタックルでイエローカードと、しばらくブライトンのペースが続く。

しかしリバプールは17分にカウンター、3対1の場面を作ってショボスライがシュートもブライトンGKスティールに沮まれる。が、その直後にDFのクリアを拾ったガクポが今度はニアを抜くゴールを決めて追加点。ここで遠藤が下がって17歳のナイオニが投入される。

ブライトンは後半30分に三笘を投入、いきなり1分後に左サイドをドリブルで突破してライン際からクロス、CKを得るチャンスを作る。34分には三笘の絶妙なトラップからの落としをエストゥピニャンがクロス、アディングラがシュートもGKがセーブ。

そして36分にブライトンが高い位置でボールを奪い、ファーガソンのシュートはヤロシュに防がれたが、こぼれ球をアディングラが押し込んでブライトンが1点を返すが、40分にリバプールはブライトンゴール前で浮いたボールをルイス・ディアスが拾い、そのまま細かいドリブルで持ち込み股抜きでゴールを決める。

その直後に、三笘が左サイドでボールを受けてドリブルで加速、ブラッドリーを置き去りにしてPA内へ持ち込んで左足シュートも、カバーに入ったクアンサーの足に当たる。後半45分、ニアゾーンを突いた三笘のクロスはファーに流れたが、相手のクリアを拾ったランプティがシュート、コースが変わってゴールに吸い込まれまた1点差。

ロスタイムもブライトンがリバプールを攻め立てるが、そのままスコアは動かず2-3で試合終了、リバプールがサウサンプトンとの準々決勝へと駒を進めた。

遠藤は、最初のプレイで後ろからのパスをターンして前を向くなど、スロット監督が志向するサッカーに適合させようという努力は見えた。攻撃面での貢献はまずまずだけど、守備の安定感はさすがで、遠藤が出ていた時間は少なくとも失点しなかったのは確かである。

三笘は短い時間でも存在感を見せつけたが、そろそろアシストやゴールといった見える結果が欲しいところ。ちょっとラストプレイに迷いがあるように見えるのが心配である。

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