「三笘交代が裏目、4対1の数的優位からの地獄」イングランド・プレミアリーグ第9節 ブライトン-ウォルバーハンプトン・ワンダラーズ

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ここまで8試合で勝ち点15の5位とスタートダッシュを決めたブライトンは、ホームで現在最下位のウルブズと対戦。ブライトンのフォーメーションは4-2-3-1、1トップがウェルベック、2列目が三笘、リュテル、カドゥオールという並び。対するウルブズは3-4-2-1の形。

試合はホームのブライトンが圧倒的にボールを支配するが、ウルブズも思い切りの良いカウンターでいきなり決定機を作るなど闘志は十分。三笘に対しては右WBセメドが徹底マーク、ボールを持ったらするに2人目がカバーする警戒ぶり。

ようやく20分にバックパスのリターンをもらってフリーになったが、トラップでもたついて相手に詰められチャンスは作れず。22分には三笘が中でスイッチする形でボールを拾ってシュートも、相手に当たってバーの上。

32分にはカドゥオールのダイレクトクロスに三笘が走り込むも、GKと交錯してシュートできず。33分にはサイドチェンジを受けた三笘がドリブルからクロスも、セメドが追いついてCK。38分にはカウンターで三笘がドリブル、スルーパスは相手に引っかかって通らず。43分にはロングパスに三笘が飛び出し左足シュートも滑ってバーの上。

このままスコアレスで折り返すかと思われた前半45分、GKキックミスをカドゥオールが拾って、最後はスルーパスをウェルベックが流し込んでブライトンが先制。ロスタイムにはカウンターで三笘のドリブルをラーセンが後ろから止めてイエローカード。

後半はウルブズが前に出てきて拮抗した展開。後半4分にはニアゾーンに入った三笘が折り返すも、誰も触れず逆サイドへ流れてしまう。25分過ぎからはウルブズが攻勢、ブライトンはベタ引きで受け身に回る時間帯が続く。

しかし後半40分、ブライトンは右サイドの高い位置でボールを奪うと、途中出場のランプティのパスを受けたファーガソンがゴールを決めて大きな追加点、これでブライトンの勝利は決まったかに見えた。

ところが3分後にウルブズがCKからのこぼれ球を押し込んで1点差に迫ると、三笘を下げてエンシソを投入するのだが、守備固めと思いきや攻める気まんまん、案の定ロスタイムにブライトンは4対1の場面を作ったのにドイルがパスミス、エンシソが上がったスペースに走り込んだクーニャにゴールを決められ、まさかの2点差を追いつかれてのドローで試合終了。

ヒュルツェラー監督の采配が裏目に出て、完全な勝ち試合をコントロールできず、9分間で2失点を喫してのドローは痛恨。三笘もドリブルにキレがあってチャンスは多く作り出していただけに、せめて1点はゴールかアシストが欲しかったし、いろいろもったいない試合だったね。

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