開幕から3戦全勝で首位を独走する日本は、現在2位のオーストラリア埼玉スタジアムで対戦。日本のスタメンはGKが鈴木、DF町田、谷口、板倉、ボランチ守田、田中碧、WB三笘、堂安、シャドー南野、久保、1トップが上田。対するオーストラリアは3-4-2-1のミラーゲーム。
試合はオーストラリアがあまり下がらず日本のCBにプレスをかけるが、守田がDFラインに下がってビルドアップ、上手く攻撃を組み立てる。6分にはPA付近で田中碧から久保にボールが渡るがシュートはサイドネット。
これでオーストラリアは5-4-1の形でブロックを作って守る形になる。15分には久保のCKからファーの堂安がフリーでボレーもジャストミートせず。30分には南野のシュートに谷口が反応するもトラップできず。41分には三笘の切り返しから上田がヘッドもGKキャッチと、チャンスは作りながらもスコアレスで前半を折り返す。
後半12分、高い位置で奪って久保がクロス、ファーで南野がフリーだったが上手く当たらず。すると13分、右サイドからのアーリークロスに谷口がクリアも、キックをミスってこれがオウンゴールになってしまう。ここで堂安に代えて伊東純也が入る。25分には南野と久保を下げて中村と鎌田が入る。
ちょっと危ない時間帯もあったが、中村がドリブルで2人を交わしてライン際からクロス、これが逆にオーストラリアのオウンゴールとなって日本が同点に追いつく。そして38分には上田に代えて小川。
その後も日本はオーストラリアを攻め立てたが、5分間のロスタイムを含めて最後までゴールは奪えず1-1のドローで試合終了。日本はこの予選で初めて勝ち点2を落とした結果となった。
日本は相変わらずサイドでボールを持つのはいいのだが、そこからの連携、崩しが皆無でクロスを放り込んでは跳ね返され、ミドルシュートは無く縦パスもほとんど入れられないなど、全体的に攻めの工夫が無くて、懐かしい森保ジャパンが帰ってきたという感じ。まあでもこの試合は、最後までボールに食らいついたオーストラリアの意地と根性を褒めるべきかな。
