「鎌田と小川のゴールで史上始めてのサウジアウェイで勝利」北中米W杯アジア3次予選 サウジアラビア-日本

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6万人のアウェイサポーターで埋まったジッダで行われたサウジアラビアとのアウェイ戦。日本はGK鈴木、DF町田、谷口、板倉、MF三笘、守田、遠藤、堂安、シャドーが鎌田と南野、1トップが上田の3-4-2-1、サウジアラビアは4-3-3の形でスタート。

試合はホームのサウジが高い位置からのマンマークでロングボールから積極的に前に飛び出す攻撃を見せる。7分にPA右隅で堂安が倒されFKも相手に当たる。前半15分、堂安のサイドチェンジが三笘に通り、ダイレクトのクロスを守田が折り返してフリーの鎌田が押し込み日本が先制する。

これで日本は少しゾーンを下げてサウジにボールを持たせる展開。日本は5-4-1の形になったせいで、ボールを奪っても上田が孤立してなかなかカウンターが仕掛けられない。サウジはサレム・アル=ドサリを中心に左から堂安の裏を狙って攻めてくる。

42分にはPA内にボールを運ばれ、最後はアブドゥルハミドに強烈なミドルを打たれるが、鈴木がファインセーブ。ロスタイムには縦パスを南野が流して上田がシュートもGKアル=カサルが防ぐ。そしてそのまま0-1で前半を終了する。

日本は後半から南野に代えて伊東純也を投入。6分には鈴木のフィードに上田が競り合ってファールをもらいFK、伊東が蹴るが相手がクリア。17分には相手のカウンターで町田が倒してイエローをもらう。18分には鎌田に代えて前田がWBに入り、三笘がシャドーに上がる。

このあたりからサウジのペースが落ちて中盤にスペースが生まれ始める。21分にはCKの流れから右サイドを抜けた三笘がシュートも前田に当たる。30分の飲水タイム後、上田に代えて小川が入る。

34分には日本のサイドチェンジから伊東のトラップが流れたボールを小川がシュートも相手に当たってCK。伊東のキックにフリーで飛び込んだ小川がヘディングで決めて追加点。これでゾロゾロ帰り始めるサウジの観客。

後半42分に、三笘と堂安に代えて中村敬斗と久保を投入。43分にはサウジのロングボールからアル=シェフリにフリーで抜け出されヘディングもバーの上。その後はサウジのチャンスもあったが、7分のロスタイムをしっかり守りきって0-2で試合終了。開幕から3連勝を飾った。

日本は点差ほど楽な試合内容では無かったが、相手の攻撃に対して集中力を切らさず守り、少ない決定機をきっちり決めての勝利は非常に大きい。次のオーストラリア戦にも勝てば、ほぼW杯出場は見えてくるので、気を許さず次に繋げていただきたい。

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