準々決勝でスペインを1-0で破った日本は、開催国のコロンビアをPK戦で下したオランダと準決勝で対戦。
日本のフォーメーションは4-2-3-1で、GK大熊、DF佐々木、米田、白垣、柏村、ボランチ小山、大山、2列目が氏原、松窪、松永、1トップが土方のスタメン。対するオランダも4-2-3-1の形。
試合は日本がボール支配で上回る流れで始まり、6分には左サイドでの氏原のヒールパスを受けた佐々木がシュートというチャンス。オランダはとにかくボールを奪ったらロングボールで攻めが徹底されている。
しばらく膠着状態が続いていたが、28分に小山のスルーパスを受けた松永が、カットインからシュートもゴール左。33分には白垣が相手に足から突っ込んでイエローカード。40分には大山からの縦パスを受けた土方がシュートもゴール右。
43分にもDFからのパスを受けてシュートも左に外す。ロスタイムにも大山がこぼれ球をミドルシュートもポストに当たってゴールならず。後半5分にはワンツーから松窪が抜け出すが、シュートはゴール右に外すなど、決定機が連続するも得点には至らず。
しかしようやく後半11分、日本は右サイドへ流れたボールを柏村が拾い、PA内でパスを受けた松村の折り返しを松窪がボレーでニアに叩き込んで日本が先制する。その後は当然オランダが前掛かりになり、日本はサイドに生まれたスペースを狙ってカウンターを仕掛ける展開。
19分にはオランダのスローインからPA内で天野と競って腕がかかってわざとらしく倒れたシーンで、オランダベンチがVARのリクエスト、しかし判定は当然ノーファール。28分には左に流れた土方のクロスをオランダGKが弾き、フリーの早間に届いたがヘディングは上に飛んでしまう。
後半37分、日本は早間からのスルーパスに土方が抜け出し、相手をスクリーンしながらシュートを流し込んで日本が大きな追加点。42分にはカウンターから早間が抜け出してGKと1対1になるがコースに飛ばせず。8分間の後半ロスタイムも日本が試合をコントロールして2-0で試合終了。
内容的には日本の完勝だけど、決定機の数からすると得点は物足りなかったかな。決勝の相手は今世代最強の北朝鮮。年齢詐称+ドーピング疑惑のあるチームで、日本の強みである運動量でも勝る相手だけに、少ないチャンスをものに出来ないと厳しい。何とか頑張って優勝して欲しいね。