初戦の中国戦を7-0の快勝でスタートした日本のアジア3次予選。2戦目はアウェイで初戦でオーストラリアに勝利したバーレーンと対戦。
日本のフォーメーションは3-4-2-1、GK鈴木、CB町田、谷口、板倉、MF三笘、守田、遠藤、堂安、シャドーが鎌田、南野、1トップが上田と、中国戦から久保を鎌田に変えただけのメンバーでスタート。対するバーレーンは予想通り4-4-2にして来た。
試合は日本がボールを保持、バーレーンは4-4-2のブロックを高い位置で作りながら、両SHが日本のWBに早めにフォローする守備で、日本に高い位置で基点を作らせない意図が見える。9分に三笘のカットインクロスに堂安がフリーで合わせるがゴールポスト、最初の決定機をものに出来ない。
日本はバーレーンの高いラインを狙って選手が裏に飛び出す動きを見せ、18分には右に流れた南野がダイレクトでシュートもGKがキャッチ。しかし34分、右に飛び出した鎌田の折り返しが相手の手に当たってPKの判定。上田はレーザーを当てられながらも冷静に決めて日本が先制する。
後半から日本は、前半は孤立気味だった堂安に代えて右WBに伊東が入る。すると2分、日本が高い位置でボールを奪い、伊東の攻撃参加からパスを中で受けた上田が反転シュート、これがゴール左ポストに当たって決まり、日本が追加点。
バーレーンは運動量が落ちてラインが上げられなくなり、18分には守田の縦パスを上田がポスト、オーバーラップする守田がラインを抜け出してゴールに流し込み、日本が3点目。早速ぞろぞろスタジアムを後にするバーレーンの観客。さらに日本がボールを動かして、最後は裏を取った三笘の折り返しを守田が押し込み4点目。
ここで日本は上田と南野に代えて小川と久保を投入。28分には三笘を下げて中村が入る。36分には久保のパスを受けた中村がドリブルで切れ込みシュート、GKに当たって浮いたこぼれ球を小川が押し込んで5点目。そして守田に代わって浅野が入り、鎌田がボランチに下がる。
その後は久保のスルーパス2発から決定機を作るもゴールできず、そのまま5-0で試合終了。インドネシア対オーストラリアがスコアレスドロー、サウジが試合終了間際の勝ち越しゴールで2-1で辛勝という結果の中、日本だけが2戦2勝、得失点差+12と完全に抜けた状態になった。
結果的に大勝だったとはいえ、前半の堂安+南野の右サイドが機能しなかったのは自明だったが課題。後半に伊東が入って大きく改善したので、3バックで行くなら純粋なウインガーがいないと厳しい現実を突きつけられた。10月はサウジ、オーストラリアと厳しい連戦、相手も3バック対策をしてくると思うので、気を引き締め直して臨みたい。