プレミアリーグ昇格組のサウサンプトンは、リーグ2試合で2敗という厳しいスタート。第3節はアウェイで好調のブレントフォードと対戦。サウサンプトンのフォーメーションは3-1-4-2で、菅原は右WBで先発。
試合はセインツがアウェイにも関わらずボールを繋ぐサッカーを披露、でもなかなかボールが前線まで入らない中で、菅原がボールを持った時は良い形になり、7分には菅原のCKにニアで合わせたアリボのヘッドがクロスバーという惜しいシーンを作る。
その後はどちらも一進一退、このまま前半をスコアレスで折り返すかと思われた前半43分、セインツのビルドアップ中にハーウッド=ベリスがボールを失い、シャーデのシュートはポストに当たったものの、跳ね返りをムベウモに押し込まれてブレントフォードが先制。
45分にはセインツのCKから菅原がシュートもブレントフォードGKフレッケンがキャッチ。ロスタイムには菅原のクロスにアームストロングがフリーになるも、ボールコントロールをミスってシュートできず。
後半8分にも菅原が右サイドからダイレクトで折り返すが、中で誰も合わせられず。すると20分、またビルドアップの中でベドナレクがミス、ボールを奪われてまたムベウモに押し込まれてブレントフォードが追加点。そして24分にはCKからニアでフリックしたボールを押し込まれて3点目。
そこからはブレントフォードが完全に引いて、セインツが相手陣内でボールを繋ぐ時間が続くものの、ゴールはなかなか生まれない。45分には菅原が直接FKもゴール左。しかし後半ロスタイム5分、ディブリングのアーリークロスをララーナが頭で落とし、菅原が左足のアウトでゴール左に流し込み、サウサンプトンがリーグ初得点。そしてそのまま3-1で試合終了、セインツは先が見えない3連敗となった。
いや、噂で酷いと聞いていたセインツだけど、まさかここまでとは思わなかった。デゼルビ・ブライトン流に自陣からパスを繋ごうとするんだけど、2本と続かないうちにミスで出る始末で、ちっともアタッキングサードへボールを送れない。2失点とも自陣での完全なミスから。FWの2人も全くの能力不足で、このままだと確実に降格する。
そんな中、菅原だけはタイミングの良い動き出しでボールを呼び込み、FWがまともなら決まりそうな危険なクロスを何度も放っていた。おまけに誰も決めないなら自分でゴールを取ってしまうという孤軍奮闘ぶり(笑)。途中出場の18歳、ディプリングとのコンビは良かったので、使えない選手は思い切って入れ替えたほうがいいように思うのだが。