もう気がつけば来週がアジア最終予選のスタートで、初戦のホーム中国戦(9/5)、アウェイのバーレーン戦(9/10)に出場する日本代表メンバーが発表されました。
GK
大迫敬介(広島)
谷晃生(町田)
鈴木彩艶(パルマ)DF
長友佑都(FC東京)
谷口彰悟(シントトロイデン)
板倉滉(ボルシアMG)
中山雄太(町田)
町田浩樹(ロイヤル・ユニオン・サンジロワーズ)
菅原由勢(サウサンプトン)
望月ヘンリー海輝(町田)
高井幸大(川崎F)MF/FW
遠藤航(リバプール)
伊東純也(スタッド・ランス)
浅野拓磨(マジョルカ)
南野拓実(モナコ)
守田英正(スポルティング)
鎌田大地(クリスタル・パレス)
三笘薫(ブライトン)
小川航基(NECナイメヘン)
前田大然(セルティック)
旗手怜央(セルティック)
堂安律(フライブルク)
上田綺世(フェイエノールト)
田中碧(デュッセルドルフ)
中村敬斗(スタッド・ランス)
久保建英(ソシエダ)
細谷真大(柏)
不起訴処分を受けてようやく伊東純也が復帰、めでたいのは確かですが、相変わらず森保監督の理由が噴飯もの。
伊東純也の招集に関して森保一監督
「彼がスタッド・ランスの選手としてジャパンツアーをした時に、メディア、サポーターが暖かく彼を迎える環境があるということを見て、落ち着いて活動できるということが確認できた」— 河治良幸 (@y_kawaji) August 29, 2024
(それは世間が、ゆるさない)(世間じゃない。あなたが、ゆるさないのでしょう?)
太宰治の「人間失格」でこんな独白がありますが、メディアとサポーターが騒ぐ=スポンサーのイメージが悪化という図式を恐れて、自分たちの判断で招集拒否をしただけですよね? それなら佐野海舟についてもマインツの日本ツアーの結果で判断するんですか? 協会としての基準を示さず、お気持ちだけで選手の人生をもてあそぶのは大概にしていただきたい。
さて初招集の選手についてですが、五輪代表で守備の中心として活躍した高井は納得だけど、望月ヘンリー海輝って誰? と思って調べたら、ナイジェリア人の父親と日本人の母親のハーフで、身長が190cmあるのにスピードを備えているというフィジカルモンスターのようですな。
しかし森保監督はよほど現役時代に身体能力で苦労したのか、前回のアジアカップで思い知らされたのか、小手先のテクニックより絶対的なスピードやフィジカルがある選手が好きですね。まあ、遮二無二ハイプレスをするしか戦術的なコンパクトさを保持できない森保ジャパンなので、仕方ない面はあるんですけどね。
その意味で長谷部のコーチ招聘は、選手が戦術を寄せ集めて繕っている状態の森保ジャパンに対する1つの処方箋であると言えます。現首脳陣の存在意義が疑問ではありますが(笑)、メンタルコーチとしての長友、戦術コーチとしての長谷部の加入でチームがどう変わっていくのか、興味深いところですな。