「三笘が先制点&ヤングのレッド誘発、開幕アウェイ勝利に大きく貢献」イングランド・プレミアリーグ第1節 エヴァートン-ブライトン

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昨シーズンは後半戦に失速して11位に終わったブライトン。デ・ゼルピ監督がマルセイユに移り、新たにザンクト・パウリで指揮を取っていた31歳のファビアン・ヒュルツェラー監督が就任しての再スタート。

プレミアリーグの開幕戦はアウェイでエヴァートンと対戦。エヴァートンは4-3-3のフォーメーションで、ブライトンは4-2-3-1で、1トップがウェルベック、2列目は三笘、ジョアン・ペドロ、ミンテの並び。

試合はブライトンがボールを保持するも、どうもボールを持ってから各選手が迷うシーンが多く、コンビネーションが悪くパスミスを連発、どうにもリズムが作れない。逆にエヴァートンが、キーンの左右へのロングボールから再三チャンスを作るなど、明らかにエヴァートンのペース。

15分にカウンターから2対1の場面を作るが、ミンテのパスミスでシュートまで行けず。17分にはミンテから三笘にパス、カットインからスルーパスもDFにカットされる。すると26分、三笘のプレスバックでボールを奪い、三笘がボールを運んでミンテにパス、ミンテの縦突破からのクロスにファーで飛び込んだ三笘が押し込み、開幕戦でいきなりゴールを決める。

その後はブライトンも安易なビルドアップを放棄、長めのボールを交えてハイプレスという、エヴァートンの戦い方に寄せてペースをイーブンに戻す。ロスタイムに脳震盪疑いで退場したミンテに代えてアディングラを入れる。

後半開始早々、ブライトンはフィーファーがボールを受けてバランスを崩してロスト、最後はダンクが倒したという判定でPK、しかしVARでカルバート・ルーウィンがシミュレーションをしたという判定でノーファール。

前半から、エヴァートン右SHハリソンへのボールをヒンシェルウッドが止められず、三笘が守備にまで戻るシーンが多い。しかし後半11分、ブライトンは高い位置でボールを奪い、ウェルベックが持ち込んでゴール右にシュートを決めてブライトンが追加点。

17分にも同じような形で、最後はラストパスに三笘が抜け出すも、わずかにエヴァートンGKピックフォードが早くてシュートを防がれる。そして21分、ダンクのロングボールにヤングと競り合って抜け出した三笘を、ヤングが後ろから引張りDOGSOで一発レッド。そのFKはサインプレーで三笘がシュートもピックフォードが防ぐ。

その後もマーカーが不在になった三笘が再三ボールに絡む場面が生まれるものの、三笘もそれほど無理をして勝負はせず試合のコントロールが優先。41分にはカウンターからアディングラが中へ切れ込んで3点目。44分には三笘も下がって、ロスタイムにはブライトンのアヤリが4点目を決めたかに見えたがオフサイド。

試合はそのまま0-3で試合終了、ブライトンは全体的に苦しい展開ではあったが、三笘のゴールで余裕が生まれ、三笘のプレイで数的優位になるなど、個人の能力で上回って開幕アウェイでの勝利に繋げたと言える。ビルドアップとボランチは不安だが、攻撃陣が充実しているので次のマンU戦も期待できそうだ。

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