欧州のサッカーシーズン幕開けを飾る、チャンピオンズリーグとヨーロッパリーグの覇者が対戦する、UEFAスーパーカップ。今年はレアル・マドリーとアタランタが対戦。
レアルのフォーメーションは4-3-3で、1トップがエムバペ、ウイングがヴィニシウスとロドリゴ、クロースが引退した中盤はアンカーがチュアメニ、インサイドハーフはベリンガムとバルベルデが入った。対するアタランタは3-4-1-2の形。
試合はレアルが圧倒的にボールを支配、アタランタは実質5-3-2の形で守り倒す流れ。しかし7分にはオフサイドになったが危険なカウンターも見せると、徐々にアタランタも自陣でボールを繋ぎ、攻撃を組み立てられるようになる。
前半15分に、レアルは右サイドへ攻撃参加したバルベルデのクロスにエムバペが合わせるもDFがブロック。23分にはアタランタが右サイドからPAに入ったデ・ローンのクロスがDFに当たってあわやオウンゴールとなる場面も。
35分にはヴィニシウスから中へ飛び出したベリンガムにパス、胸トラップからシュートを試みるもアタランタGKムッソが防いで、ベリンガムにイエロー。前半ロスタイムにはヴィニシウスのパスにPA内でベリンガムが合わせてシュートもクロスバーをかすめるが、前半はスコアレスで折り返す。
後半は開始早々3分に、アタランタがダイレクトの折り返しにパシャリッチがヘッド、これはレアルGKクルトワが判断よく弾いてCKに逃れる。しかしその後はレアルがジリジリとボールポゼッションで上回り始めると、14分にベリンガムのパスを受けたヴィニシウスの縦突破から折り返しをバルベルデが押し込んでレアルが先制する。
その後はアタランタが再び前に出ようとするが、レアルは23分にロングボールからロドリゴがボールを奪い、ヴィニシウスの折り返しを拾ったベリンガムがエムバペにパス、これをダイレクトで蹴り込んでレアルが追加点。
30分にはロドリゴが下がってモドリッチがアンカーに入り、バルベルデが右ウイングにシフト。これで再びレアルが落ち着きを取り戻し、エムバペ、ヴィニシウス、ベリンガムを下げる余裕を見せて、そのまま2-0で試合終了。レアル・マドリーは史上最多6度目の優勝となった。
まあアタランタも頑張ったんだけど、レアルとの個人能力の差は絶望的なほどで、まるで歯が立たなかった印象。レアルは、今季のチャンピオンズリーグで圧倒的な本命である事は間違いないだろう。