「スペインに走らされ、細谷の逆1mmで運にも見放される」パリ五輪サッカー男子 準々決勝 日本-スペイン

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メキシコ大会以来のメダルまであと2勝となった準々決勝スペイン戦。日本のスタメンはGK小久保、DF大畑、高井、木村、関根、中盤が三戸、藤田、山本、ウイングが斉藤、山田、1トップが細谷の4-3-3。スペインはOA3人がスタメンに入った4-2-3-1。

日本は前半2分に三戸の飛び出しをエリック・ガルシアが倒して相手にイエロー。しかしその後はスペインに上手くボールを動かされ、11分に三戸への縦パスから奪われ、フェルミン・ロペスのミドルシュートは小久保が手に当てたが威力に負けてゴール。スペインが先制する。

スペインはこれまでの相手より寄せが早く、ボールの切り替えも早いので日本はボールを受けての余裕が無くて、各選手のコントロールやトラップミスが多く、なかなか良い形が作れない。32分に山本がPAへ切り込んでライン際から折り返すが相手がクリア。その後のショートコーナーから三戸がシュートもゴール右。

ようやく前半40分、日本は藤田が細谷に縦パス、受けてのターンからゴール左に流し込み、日本が同点に追いついたかに見えたが、細谷のポジションがオフサイドというVAR判定でゴールならず。ロスタイムにゴール左で得たFKから、ファーでフリーの細谷がヘッドもゴールポストと、日本はビッグチャンスをものにできない。

後半から日本は山田に代えて藤尾を投入する。しかしスペインも後半は前からプレスをかけて日本に圧力をかけると、日本は自陣でミスを犯して何度かシュートを浴びてしまうが何とか失点は免れる。

19分に藤尾の飛び出しから最後は三戸がミドルも威力無くGKがキャッチ。23分には、斉藤と交代で入った佐藤がPAすぐ左でFKをゲット。山本のFKからチャンスを作るがファールと判定されて得点につながらず。27分にミランダの直接FKは小久保が弾いたが、CKのサインプレーから再びフェルミン・ロペスにミドルを決められスペインが追加点。

36分には、細谷がDFからボールを奪ってシュートも、スペインのGKが手に当ててゴールならず。逆に後半32分、スペインはCKのクリアミスから押し込まれて3点目。日本は33分にCKから高井がヘッドもクロスバー、とことんゴールの運が無い。そしてそのまま0-3で試合終了、日本はベスト8で敗退する結果に終わった。

スペインは先制してからペースを落として試合をコントロール、後半からペースを上げたのに対し、日本は徐々に疲れが出てミスが増え、失点を重ねてしまった。攻撃も、これまでは少ないチャンスを決めて勝ってきたのが、この試合に関しては運が味方になってくれなかった。

まあでもこの大会はベスト8で終わってしまったが、戦前の期待値からすると良くやったんじゃないかと思う。細谷、藤田、高井、大畑、関根、小久保は早く代表に呼んで欲しいね。大変お疲れ様でした!

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