「谷川が奇跡のスーペルゴラッソ、日本が終盤に大逆転勝利」パリ五輪サッカー女子 グループC 日本-ブラジル

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初戦のスペイン戦で逆転負けを喫して後が無い日本は、2戦目でナイジェリアを下したブラジルと対戦。

日本のスタメンはGK山下、DF南、熊谷、高橋、MF古賀、長野、長谷川、守谷、シャドーが宮澤、浜野、1トップが田中美南の3-4-2-1。対するブラジルも3-4-3のフォーメーション。

ブラジルはスペインほど戦術的に洗練はされてないが、個人能力でゴリゴリ押してくる攻撃が特徴。日本はしっかりマンマークで対処はしているが、イーブンボールをブラジルに拾われてジリジリ攻め込まれる展開。

日本はブラジルに押し込まれる流れの中、ようやく19分にカウンターから山下の折り返しに田中が合わせるがゴール左に外れてしまう。29分にはスローインからの展開からアンジェリーナがシュートも山下がキャッチ。38分には守谷のクロスに長谷川がアウトに当てるシュートも威力が無くブラジルGKがキャッチ。

劣勢だった日本は、前半のロスタイムに守谷のシュートがブラジルCNラファエルの腕に当たってPKの判定。しかし田中が右に流したキックはGKに読まれてキャッチ、日本は絶好のチャンスをものに出来ない。

後半も日本はなかなかブラジルの高いDFラインを突破できず、自陣でのプレイを強いられる展開。すると後半11分、ブラジルのカウンターから最後はジェニフルに決められ、先制点を決められる。ここで日本は濱野を下げて植木を投入。

日本は19分に植木の上手い動き出しから折り返しを田中がシュートも相手がブロック。23分にはオーバーラップした守谷のクロスを田中が反転シュートもGKがジャンプしてハンドオフ。25分には古賀に代えて清家が入り、35分には宮澤と守谷から千葉と谷川にスイッチ、長谷川がシャドーの位置に上がる。

38分にはゴール前30mの位置でFK、長谷川のキックに田中がヘッドも枠外。そして43分、清家のクロスをファーで受けた谷川が切り返したボールがブラジル選手の手に当たったというVAR判定でまた日本にPKが与えられる。今度はキッカーが熊谷、これを冷静に決めて日本が同店に追いつく。

さらに後半ロスタイム6分、相手のパスを谷川がそのままダイレクトでミドル、これがゴールに吸い込まれる奇跡のスーペルゴラッソとなって日本が逆転。ロスタイムは結局11分になったが、日本はしっかりボールをキープして逃げ切り2-1で試合終了、大きな逆転勝利で勝ち点3をゲットした。

日本はミラーゲームにされて戦術的に裏目、PK失敗でリズムがずっと悪かったが、谷川がなでしこジャパンを救った救世主になった。最終戦のナイジェリアはまだ勝ち点ゼロだが、スペイン相手にも健闘していたので気は抜けない相手。しっかり勝って上位で勝ち抜けてもらいたい。

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