長かったイングランド・プレミアリーグもとうとう最終節。マンチェスター・シティに勝ち点2差で2位のアーセナルは、ホームで15位のエヴァートンと対戦。
アーセナルのフォーメーションは4-3-3で、冨安はこの試合も左SBで先発、3トップはハヴァーツ、マルティネッリ、トロサールの並び。対するエヴァートンは4-4-1-1の形。
試合開始からアーセナルは、マイボール時にライスが2列目に上がって冨安がボランチに入る3-2-4-1の形で攻撃、3分には右から崩したボールのこぼれ球を冨安がシュートもブロックされる形を見せる。6分には右からのクロスにファーでフリーだった冨安がヘッドもポストの右。
その後もアーセナルが圧倒的にボールを支配し、トロサールやマルティネッリに決定機が訪れるものの決められず、逆にエヴァートンが盛り返す流れになってしまう。32分にはカウンターからカルヴァート・ルインがシュートもゴールポスト。
39分にベン・ホワイトのボールロストからトーマスがファールで止めてイエロー、ゲイエのFKが壁に当たってアーセナルのゴールに吸い込まれ、エヴァートンが先制する。しかし43分、右からニアゾーンに入ったウーデゴールの折り返しを冨安がダイレクトでコールマンの股を抜くシュートを決め、アーセナルが同点に追いつく。
後半10分にガブリエルが肩を強打、14分にジンチェンコと交代、冨安が代わりにCBへ移る。その後もアーセナルが圧倒的にボールを支配、27分にはウーデゴール、スミス・ロウと至近距離からシュートも防がれる。38分には右からのクロスにスミス・ロウがボレーもバーをかすめる。
ようやく後半44分、相手陣内でジェズスがパスカット、ウーデゴールのパスをハヴァーツが押し込みアーセナルが勝ち越し、VARでチェックもゴールが認められる。そしてそのまま2-1で試合終了するも、裏の試合でシティが勝利したためアーセナルはシーズン2位で終了、優勝は逃したものの来期CLの出場権はゲットした。
冨安は今期の公式戦2ゴール目となる同点ゴールを決め、守備もいつも通りの安定感。ガブリエルが怪我で下がってからはCBに入ったが、そこからはほぼアーセナルのターンだったのであまりアピール出来なかったのが残念だが、無難に無失点で切り抜けた。SBだと怪我をしやすいので、来期はCBでの起用が増えるといいんだけどね。