「オフサイドのVARを味方につけて、横浜が逆転で第2戦へ」アジア・チャンピオンズリーグ決勝 第1レグ 横浜Fマリノス-アル・アイン

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ホーム・アンド・アウェー方式で行われるAFCアジア・チャンピオンズリーグ決勝。第1レグは横浜ホームでの試合、横浜のフォーメーションは4-3-3、3トップはアンデルソン・ロペス、ヤン・マテウス、エウベルという面子。アル・アインは同じく4-3-3の形。

試合は横浜が最初からハイペースで攻め立てる。前線に縦パスを入れてからサイドへの展開で何度かシュートのシーンを作るが得点には至らない。逆に12分、右サイドでのヨーイドンでエドゥアルドがスピードで競り負け、シュートはGKポープ・ウィリアムが止めたが、こぼれたボールを押し込まれアル・アインが先制する。

その後はアル・アインは横浜の前線と中盤をマンマークで封じ、横浜の攻撃からリズムが失われる。それでも25分に高い位置でボールを奪って植中がシュートもGKがセーブ。CKから永戸がシュートもDFとGKに当たって跳ね返される。30分にはカウンターからアル・アインが追加点と思われたがオフサイドで助かる。

34分には左サイドでの崩しから喜田がシュートもまたアル・アインGKエイサにセーブされる。ここで横浜はCBエドゥアルドが怪我で退場、渡邊が投入される。その後も横浜にチャンスはあったが得点を奪えず前半を終了する。

後半の立ち上がりも横浜にミスが連発、6分にはハキミに抜け出されるが、何とかCBが競ってシュートは打たせない。後半16分に、横浜は喜田とエウベルが下がって宮市と渡辺皓太が入る。

ここまで拙攻が続いていた横浜だったが、宮市のスピードが試合の流れを変えて、後半27分にヤン・マテウスのクロスを植中がヘディングで流し込み同点に追いつく。そして後半32分に植中とナム・テヒが下がって山根と榊原が入る。

後半39分にヤン・マテウスクロスを宮市がボレー、コースは外れたが渡辺皓太が反応して押し込み、一度はオフサイドと判定されるがVARでゴールと判定され横浜が逆転。後半のロスタイムは6分、4分にPA角で永戸がファール、FKを与えるが直接のキックはバーの上。

そしてそのまま試合は2-1で試合終了、横浜Fマリノスがまず1点をリードした形でアウェイでの第2戦に臨むこととなった。ぶっちゃけ、試合の流れからすると横浜にとっては負け試合だったが、VARでのオフサイド判定を味方につけて逆転に成功した。

とは言え、横浜はあまりに攻撃でつまらないミスが多く、相手が思ったほど強くなかったので失点を重ねる事がなかったが、アウェイで同じようなミスを繰り返したのでは勝ち目は無い。宮市のスピードは中東相手にも効き目があるので、彼をどう使うかが試合のポイントになりそうだ。

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