「”南野システム”で1G1A、守備でも大ピンチを救う万能ぶり」フランス・リーグアン第32節 モナコ-クレルモン

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前節のリヨン戦での敗戦で、リーグ優勝はPSGに決まってしまったが、CL圏内は2位でガッチリキープしているモナコ。今節はホームで降格圏のクレルモンと対戦。

モナコのフォーメーションは4-4-2で、南野はこの試合は左SHで先発、2トップはベン・イェデルとエンボロが並ぶ。対するクレルモンは4-2-3-1の形。

試合はホームのモナコがボールを支配、南野はいつものようにトップ下寄りのポジションを取って、空いたスペースにSBが上がる偽3-4-1-2の形になっているが、クレルモンは中をガッチリ固めて南野が動けるスペースが無い。

ならばと前半18分、相手のクリアボールが南野にこぼれたところで、ワントラップから右足で狙いすましたミドルをゴール右上に決めて、モナコが先制点をゲットする。その直後、カウンターからゴール前でヴィルジニウスがフリーになったところを、前線から戻った南野がプレスバックでボールを奪い、実質2点分の働きを見せる。

20分には南野の縦パスから最後はベン・イェデルがシュートもクロスバー。その後しばらくはクレルモンが反撃で前に出る流れが続くと、前半35分に右サイドへ展開されて折り返しをフリーで飛び込んだチャムが押し込み同点。

しかしモナコも2分後、PA内でベン・イェデルと南野のパス交換から最後はベン・イェデルのパスに走り込んだエンボロが決めて、モナコがあっさり勝ち越す。42分には南野がPA内でシュートもコースが甘くてGKがキャッチ。ロスタイムにも南野はPA内でシュートもGKが横っ飛びで弾く。直後のショートコーナーから南野がクロスにケーラーがヘディングもわずかにバーの右。

後半は互いに攻め合う展開で始まるが、18分にハーフカウンターから南野のスルーパスを相手がクリアミス、こぼれたボールをベン・イェデルが決めてモナコが3点目。ここでエンボロに代えてバログンが1トップに入るが、試合自体は膠着状態に突入。

31分にスルーパスから抜け出したベン・イェデルがループシュートを決めるが、審判の判定はオフサイド。42分に、相手GKのミスパスを拾ってベン・イェデルがフリーの南野に折り返し、シュートをするも相手のスライディングに阻まれてプレゼントゴールならず。その直後、今度は南野からのアシストパスをベン・イェデルがきっちり決めて4点目。

南野は後半45分にお疲れ様交代。試合はそのまま4-1で終了、モナコはガッチリ2位をキープした。南野はこの試合で1G1Aを追加して通算では9G6Aと二桁ゴールにリーチ。鎌田もそうだが、ポジションを固定して戦術的な役割を限定すると駄目になる選手だなと改めて再確認。代表は戦術は選手に丸投げだけど、連携が無いので各自バラバラ、結局三笘と伊藤の打開力頼みだからね~。

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