「アンフィールドでまさかの0-3大惨敗」UEFAヨーロッパリーグ 準々決勝 第1レグ リバプール-アタランタ

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ヨーロッパリーグ優勝大本命のリバプールが、セリエAで6位のアタランタ相手にホームのアンフィールドで0-3の大惨敗を食らうとは、いったい誰が予想したであろうか。

その最大の要因となったのは、アタランタの周到なリバプール対策だった。アタランタのフォーメーションは3-4-1-2で、4-3-3のリバプールに対して中盤から先は完全マンマーク。遠藤にはトップ下のコープマイネルスが付いて、中盤のビルドアップを封じ込めていた。

さらにCBのファン・ダイクとコナテに対しては2トップがプレッシャーをかけるので、両SBのツィミカスとジョー・ゴメスが比較的フリーになるのだが、どちらもビルドアップの能力がさっぱり。仕方なく、GKケレハーからのロングボールがメインの組み立てになるのだが、ヌニェスは相変わらずポストが下手で、ガクポが割と奮闘していたぐらい。

それでも、前半にあったマカリスターやヌニェスがフリーで放ったシュートや、エリオットのクロスバーに当たったミドルが入っていれば、アタランタも前に出てリバプールが得意な展開になったはずなのだが、それらの決定機を決められず、逆に38分にツィミカスの不必要なプレスの裏を取られ、折り返しをスカマッカにあっさり決められ失点。

後半から入ったソボスライとサラーが、相手のDFライン裏へ飛び出す動きで攻撃のリズムを作りだし、サラーやヌニェスが決定機を作るのだがやっぱり決められず、後半15分にまたロバートソンが裏を取られてクロスをスカマッカがボレーと、同じようなパターンで2失点目。

するとクロップの十八番、遠藤を下げてマカリスターをアンカーにする采配で、守備を脆弱化すると同時にマカリスターが攻撃に参加できなくなる悪循環。そしてトドメの3点目を食らってまさかの0-3で試合終了。まだ第2戦が残っているとは言え、ほぼ白旗状態の惨敗となった。

遠藤については良くもなく悪くもなく。打撲の怪我以降、運動量が落ちて無理をしないプレイが続いているのは少し心配。まあ、最大の問題は攻撃陣の得点力不足であり、2戦目でケチャドバになってくれる事を夢見るしか無いね。

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