「チームとして5試合ぶり、久保の今期7得点目で勝利」スペイン・リーガエスパニョーラ第25節 マジョルカ-レアル・ソシエダ

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公式戦5試合ノーゴールと、深刻な得点力不足に苦しんでいる7位ソシエダは、久保の古巣で元日本代表監督のアギーレ率いる、16位マジョルカとアウェイで対戦。

マジョルカのフォーメーションは5-3-2で、2トップがムリキとラリン。ソシエダはいつもの4-3-3で、1トップがサディク、シャドーがザハリャンと久保という先発。

試合はいきなり前半4分、スローインからラリンがポストで落としたボールに飛び込んだアントニオ・サンチェスが左足を振り抜くと、ソシエダGKレミロの手をかすめてゴールが決まり、ホームのマジョルカが先制する。

ソシエダは相変わらずサディクがポンコツで全く前線で基点になれない。それでも12分、右に流れたクロスを久保がPA内で拾い、一瞬溜めてからの折り返しをフリーのスビメンディがシュートもマジョルカGKライコビッチに防がれる。

その後は中盤での肉弾戦が続く激しい展開になるが、何故かファールを取られるのはホームのマジョルカばかりという謎な主審の偏向判定。ただ、ソシエダもボールは持てるんだけど、徹底的にスペースを埋めるマジョルカ相手にチャンスが作れない。

そんな中、35分に久保がセンターサークルから中へスルスルとドリブル、PAの中まで入ってボールを奪われたが、38分に中盤の高い位置でボールを奪うと、すぐ久保にパス、そしてドリブルから一瞬タイミングを外すように左足を振り抜くと、地を這うようなシュートがライコビッチの右手を弾き飛ばしてゴール。自身7点目となるゴールでソシエダが5試合ぶりの得点を決める。

さらに前半ロスタイム、マジョルカはライージョが審判への抗議で2枚目のイエロー、退場してしまう。マジョルカはこれでフォーメーションを4-3-2の形に変更、後半はマジョルカが勢いを持って試合に入る。

後半10分に久保がカットインから細かくドリブル、ゴール前で足を引っ掛けられてFKも、サインプレーは不発。16分にはサディクが単独ドリブル、久保がフリーで並走していたのにパスを出せず潰されるなど、どうもソシエダの攻撃はチグハグ。

ここでソシエダはパチェコ、バレネチェア、アンドレ・シウバの3人を投入。終盤はソシエダがマジョルカを押し込む流れになり、久保は外に張って何度も1対1を仕掛ける場面を作るが、中を固めるマジョルカの守備をなかなか崩せない。

後半37分に久保が右サイドを縦突破、たまらず相手が倒してFKを得ると、久保のキックはファーのアンドレ・シウバに向かったが、わずかに長くてゴールラインを割ってしまう。後半43分にはバレネチェアがカットインからシュート、これはライコビッチが防ぐ。

後半ロスタイムには、久保が右サイドでのカットインからファーへシュートもわずかにバーの上。このままドローで終わるかと思われたのだが、ロスタイム3分にパチェコのアーリークロスに飛び込んだメリーノが頭で流し込み、ソシエダが土壇場で勝ち越し。そのまま何とか逃げ切って試合終了。

久保は対面のWBハウメ・コスタに終始マークされてはいたが、逆に久保が守備へ戻ることも少ないため攻撃に専念でき、ゴール以外もアシスト級のプレイを量産、久々に攻撃力に全振りの久保を見ることが出来た。これで早くオヤルサバルが戻ってくれば、チームもケチャドバになれるんだけどね。

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