「後半と前半で天国と地獄」TOYO TIRES CUP 2024 日本-タイ

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天皇杯決勝の代替として元日に行われた、日本対タイ代表の親善試合。現実的には、年明けから開催されるアジアカップに選ばれる26人の最終選考という意味合いが強い試合となった。

日本のスタメンは、GK鈴木彩艶、DF森下、町田、藤井、毎熊、ボランチが田中碧と佐野海舟、2列目が奥抜、伊藤涼太郎、伊東純也、1トップが細谷の4-2-3-1。対するタイは4-1-4-1の形。

試合は日本が当然のようにボールを支配するが、タイは自陣にコンパクトなゾーンを作り、奪ったらDFライン裏を徹底的に狙っている。7分には伊藤涼太郎がドリブルで切れ込んでシュートの決定機を作るがボールはポスト左。

23分には田中碧がボールを奪って細谷のポストから伊藤涼太郎のシュートもバーの上。30分には毎熊のスルーパスに伊東純也が抜け出し、切れ込んでシュートも相手にブロックされる。42分にはスローインから田中碧のミドルはGKがセーブするなど、日本に決定機はあるが決められない。

そのまま無得点で前半を折り返すと、後半から伊藤涼太郎と奥抜に代わって堂安と中村敬斗が投入される。タイは一気に5人を交代、ティーラトンとスパチョークも加わる。

後半の日本は、DFラインのサイドチェンジから前線が流動的に動き、堂安や中村敬斗が中でボールを正確に収めて推進力を発揮、一気に攻撃が活性化する。すると5分に堂安のドリブルからサイドチェンジ、伊東のパスが相手に当たったボールを拾った田中碧がしっかり決めて先制。

23分には森下と伊東に代わって三浦、南野が入り、早速南野が得意のターンからシュートもポスト右をかすめる。すると27分に、PA付近でのパス回しから佐野が飛び出し、折り返しを南野がシュート、GKが弾いたところを中村敬斗が押し込み追加点。直後には堂安のCKにニアで細谷が合わせて相手のオウンゴール。

さらに37分、交代で入った川村がヘディングでゴールを決めると、45分にはボールを奪って南野が完全に抜け出すもまさかのシュートミス、しかし直後に南野と堂安のコンビから南野が抜け出しアウトで決めて5点目、そしてそのまま試合終了。

前半と後半では全く違った内容と結果になったが、やはり代表でキャリアが豊富な選手とそうでない選手では連携の度合いが全く違うわけで、そういう意味で前半だけで変えられた伊藤涼太郎と奥抜は気の毒だったかな。

この試合を受けて、夜にアジアカップに出場する代表メンバーが発表されたが、またその件については後ほど。

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