「世界最高峰の戦いでフル出場、遠藤は完全にチームへ溶け込んだ」イングランド・プレミアリーグ第18節 リバプール-アーセナル

スポンサーリンク

毎年恒例年末進行のプレミアリーグ、クリスマスのイブイブに行われたのは2位リバプールと首位アーセナルの直接対決大一番。リバプールは遠藤がアンカーで先発、前線はガクポ、ルイス・ディアス、サラーが先発する4-3-3。対するアーセナルは冨安が怪我で欠場、同じ4-3-3で前線はジェズス、マルティネッリ、サカの並び。

以前に問題だった、遠藤がマンマークされてビルドアップでミスを起こした点については、カーティス・ジョーンズが遠藤の位置に下がってパスの受け手を増やし、遠藤も無理にボールをもらいに行かず、サイドを中心の組み立てで立て直している。

試合はいきなり前半4分に動き、アーセナルは左からのフリーキックでジェズスがニアへ落とすヘディングシュートを決めて先制する。リバプールはオフサイドラインで牽制していたが、ガクポとソボスライの動き出しが遅れてギャップが生まれてしまった。

リヴァプールも、前半11分に遠藤がジンチェンコのプレスを振り切ってルイス・ディアスにロングフィードを合わせるも、折り返しはクリアされる。前半14分、遠藤のクロスからガクポが頭で反らしてサラーがボレーもサイドネット。

前半26分にウーデゴールがペナルティエリア内でボールを腕に当てたが ファールは取ってもらえず。しかし前半29分、ファン・ダイクのロングフィードから右サイドでサラーが抜け出し、カットインから左足シュートをゴールニアハイに決めてリヴァプールが同点に追いつく。

前半ロスタイムには、遠藤がマークに行ったマルティネッリに千切られ、後ろから抱え込むプロフェッショナルファールでイエローカード。逆にその直後、スローインからもらったボールを遠藤がターン、振り切られたハヴァーツが遠藤を倒してイエローカードをもらう。

後半開始早々にも、相手陣内でウーデゴールから遠藤がボールを奪い、サラーがシュートも相手に当たるチャンス。9分にはゴメスが攻撃参加からカットインミドルもポスト右、18分にはガクポの落としからソボスライがミドルと、後半はリバプールペース。

23分にリバプールはガクポ、ルイス・ディアス、ジョーンズに代えてヌニェス、エリオット、フラーフェンベルクが入る。アーセナルもマルティネッリからトロサールに交代、サラーがワントップの位置に入る。

後半27分に、カウンターからリバプールが5対2の超決定機だったが、サラーのパスからフリーのアレクサンダー=アーノルドが放ったシュートはクロスバーに当たり追加点ならず。29分にもゴメスのミドルをラヤが止める。

終盤は中2日のリバプールに疲れが見え、アーセナルがボールを保持する流れになるが、遠藤を中心に粘り強く守る。41分にはエンケティアがターンしてシュートに入ったところを遠藤が潰し、蹴ったエンケティアにイエロー。直後にも遠藤とエンケティアがが競って潰れたシーンからリバプールがカウンター。

しかしそのまま5分の後半ロスタイムも試合は動かず、そのまま試合は1-1のドローで試合終了。勝ち点1差でアーセナルは首位、リバプールが2位の順位は変わらずの痛み分けだったが、世界最高峰の戦いらしいハイレベルな内容だった。

遠藤はさすがにあまり攻撃には絡めなかったが、アンカーのポジションで文字通り奮闘。アーセナルの得点をセットプレイからの1点に抑え込んだ。ようやくドイツで見たような遠藤のパフォーマンスがプレミアリーグでも発揮できるようになり、すっかりチームの主力として溶け込んだと言えるだろう。遠藤は絶対にプレミアで通用すると確信していたが、思ったよりも早くフィットしてビックリである。

モバイルバージョンを終了
タイトルとURLをコピーしました