「伊東と中村敬斗先発揃い踏み、チャンス量産も逆転負け」フランス・リーグアン第5節 スタッド・ランス-ブレスト

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ここまでリーグ4試合で2勝1分1敗と好調なスタートを切ったスタッド・ランス。A代表ウィーク明けは、同勝ち点で並んでいるブレストとホームで対戦。

ランスのフォーメーションは4-2-3-1で、中村敬斗が左SHでスタメン、右にはもちろん伊東が入る。対するブレストは4-1-4-1の形。

試合はホームのランスが積極的な攻撃を見せ、伊東にもボールが集まってサイドから攻撃を組み立てる。8分には中村が真ん中をドリブル突破、そのままダブルタッチでシュートもGKに足でクリアされる。10分にも中でボールを受けてミドルも引っかかって左に大きく外す。

前半15分ごろはブレストが押し込む展開。伊東には相手のSBロッコが集中して対応、なかなか良い形で前を向かせてもらえない。しかし19分、テウマが受けたファールからFK、ニアで中村が反らしたボールにリシャルドソンが押し込み、中村のアシストでランスが先制する。

その後は終始劣勢になったランスだが、36分に伊東基点のカウンターから中村がドリブル、後ろからマネッティに倒されイエローカードを与える。42分にカウンターから伊東が右足シュートも、GKビゾットが腕1本でファインセーブ。44分にCKからボールを受けた中村が右足シュートもまたGKが防ぐ。

後半も立ち上がりはブレストがボールを支配。6分にサイドからの連続攻撃で最後はカマラに押し込まれ同点。ランスはDFラインが上げられず、ボールを奪ってもサイドを使う余裕が無くて中に突っ込んでボールを奪われる。さらに10分、ランスのセットプレイからカウンターをくらい、レイスメルに中へ持ち込まれてシュートを決められブレストが逆転。

18分、フリーの中村が突破からクロス、決定的なヘディングもまたビゾットに防がれる。29分にはCKからこぼれ球を伊東がシュートも、ドライブがかからず大きく上に外れる。30分にはスローインからフォケのクロスを伊東がフリーでヘッドもバーの上。ここで中村は交代となる。

終盤はランスのCBアブデルハミドが持ち上がるしか良い形が作れず、伊東にもほとんどボールが渡らない。ロスタイムも終始雑な攻撃になってしまったランスは、結局追いつけずホームで1-2の痛い敗戦となった。

ランスは前半途中までは良かったのだが、後半からは各選手の判断にミスが多く、戦術的に忠実な動きを重ねていたブレストを崩すことが出来なかった。伊東、中村もプレイ自体はゴールを予感させるものばかりだったが、中村のアシスト以外は得点に繋がらず、悔しい結果になってしまった。

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