元マルセイユで酒井宏樹とチームメイトだったゴミスが加入した川崎フロンターレ。A代表明けの試合は、同勝ち点差で並んでいるFC東京との多摩川クラシコ。
川崎は4-3-3のフォーメーションで、1トップがゴミス、シャドーがマルシーニョと家長の並び。対する東京はアダイウトンがトップに入った4-2-3-1。
試合はホームの川崎がボール保持で上回る展開。しかし夏場の暑さもあって中盤からのプレスは無く、互いにコンパクトなラインを自陣に作る守備を取るおかげで、どちらも決定機は作れず時間が経過する。
川崎は19分に、ゴミスのキープから瀬古がシュートも枠外。直後にクロスを東京GKスウォビィクが弾いたボールを山根が直接狙うがこれも外れる。27分にはゴミスがPA内で反転シュートも相手に当たってスウォビィクがキャッチ。
東京も32分に連続シュートも川崎GKチョン・ソンリョンがファインセーブ。39分には川崎のCKに家長がヘッド、ゴールインかと思われたがオフサイドの位置で山根が触った判定でノーゴール。そのままスコアレスで前半終了。
後半も川崎ペースで始まり、ようやく8分に東京が押し込む場面を作ったかと思いきや、カウンターでデュエルを制した脇坂が左サイドのマルシーニョに展開パス、三笘ばりのドリブルでマルシーニョがPAへ侵入、そのままゴールを決めて川崎が先制する。
東京もすぐさま反撃、14分に東のインターセプトから仲川がシュートもまたチョン・ソンリョンに阻まれる。17分には川崎がゴミスが受けたファールのクイックリスタートから、瀬古のシュート、跳ね返りをマルシーニョと連続でスウォビィクがお返しでセーブ。ここでゴミスはレアンドロ・ダミアンと交代。
終盤は長友が頻繁に攻撃参加、俵積田とのコンビで攻め立てるが、川崎も3人を交代してフレッシュな選手で立て直す。ロスタイムには右サイドからのクロスをペロッチが胸トラップからシュートも脇坂に足を出されてミート出来ず。そしてそのままスコアは動かず1-0で試合終了。
注目のゴミスについては、あまり元から前線で好守に動くほうじゃないが、キープ力や高さなど電柱としての能力は高い。コンディションがこれから上がって、川崎のサッカーにどれだけフィットするか注目したいところか。