ツール・ド・フランスも終わったので、先週の土曜日に行われた女子W杯での日本の初戦、ザンビア戦をようやく録画観戦。
3日前の話なので試合展開については省略するが、日本の勝因としてはザンビアを徹底的に研究、3バックの日本は相手の4バックゾーンの外側でWBとシャドーを使って基点を作り、SBを釣りだした裏のスペースに、別の選手が飛び出して裏を突く攻撃が見事に効いた事だろう。
守備でも、しっかり中盤が押し上げてハイプレスを仕掛け、相手がプレスを嫌ってロングボールを蹴ってもエースストライカーのバーブラ・バンダをCBとボランチで挟み込んで仕事をさせない。
序盤からチャンスを作る日本は、藤野のミドルシュートがポスト直撃、FKからこぼれ球を押し込んだ田中美南のゴールがオフサイドになるなど決定機をなかなかゴールに繋げられず、前半35分過ぎには徐々にザンビアが攻撃する場面が増え始め、だんだん嫌な空気が流れていただけに、前半のうちに得点を決められたのは大きかった。
後半、ザンビアが前へと圧力を強めて来たが、余計にゾーンの逆サイドや裏がおろそかになって、立て続けにゴールネットを揺らしたがいずれもオフサイド。しかし10分に田中美南が今度はゴールを決めると、一気に3点を重ねて突き放した。
ザンビアは後半残り10分から日本陣内でボールを持つ時間が増えるが、日本はロスタイム7分に長谷川のスルーパスに植木が抜け出し、ザンビアGKに倒されPK。1度目はバーに当てて失敗もやり直しで5点目。ザンビアは結局シュート数ゼロに終わって無得点。日本が5-0で初戦を圧勝した。
まあザンビアが日本の攻略に対してあまりに無策というか、全く修正が出来なかった事がこの大差に繋がったわけで、次節のコスタリカはFIFAランクで30位代とはるかに上、フォーメーションも3-4-2-1で戦術ギャップも無しと、そう簡単には勝たせてくれないはずだ。この試合に勝てば決勝トーナメント進出がほぼ確実になるだけに、何とか勝利をもぎ取ってほしい。