「ペリョ・ビルバオが逃げて総合5位にジャンプアップ」ツール・ド・フランス2023 第10ステージ

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休養日明けの第10ステージは、フランスの中央山塊を走り抜ける丘陵ステージ。2級山岳1つ、3級山岳が4つ、獲得標高差が3100mに及ぶコースとあって、最初から逃げ屋がアタックをかけまくる展開。

まずは7人での逃げが決まったかと思いきや、最初のモレノ峠でヴィンゲゴーが飛び出すなどメイン集団に動きがあり、2つ目の下ゲリー峠で逃げがいったん潰されてしまう。が、中間スプリント地点の前でまたアタックがかかり、スプリントポイントではメイン集団と20秒の差がつく。

2級山岳のサン=ロベール峠、3級のサン・ヴィクトル・ラ・リヴィエール峠と先頭グループではアタックによる合従連衡が繰り返されるが、残り85km地点でようやく落ち着き、メイン集団とは最大3分の差を付けて14人の逃げ集団が固まる。

メイン集団からはファンアールト、ファンデルプールという当代のスターパンチャーが2人で追撃を始めて盛り上がるが、逃げ集団を捕まえるほどの勢いは無く、程なくしてメイン集団に吸収されてしまう。

逃げ集団では、3級山岳シャペル・マルクス峠の上りでクリスツ・ニーランズが単独アタック、ビルバオら5名は追走するがアラフィリップらは脱落してしまう。メイン集団では、逃げの中で最も総合成績で上位のビルバオがピドコックに迫ってきたため、遅まきながら追撃を開始する。

ニーランズは残り3km地点で追撃の5人に吸収。残り2km地点でオコーナー、1kmでツィンマーマンがアタックを仕掛けるも不発、最後のスプリントでビルバオがきっちり差し切って勝利を飾り、総合でも5位にジャンプアップ。メイン集団は約3分差でゴール、総合争いに動きは無かった。

今日の第11ステージは、中央山塊からアルプスへ向かう平坦リエゾンステージ。フィリップセンが抜け出しているスプリンター争いに動きはあるのだろうか?

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