「板倉がDOGSO退場&PK献上、シュツットガルトは残留圏に浮上」ドイツ・ブンデスリーガ第30節 シュツットガルト-ボルシアMG

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ヘーネス監督が就任して以来、負け無しの成績が続いている16位のシュツットガルトは、ホームで10位のボルシアMGと対戦。シュツットガルトのフォーメーションは3-4-2-1で、遠藤は先発だが伊藤は累積警告のため欠場、原口はベンチスタート。対するボルシアMGは4-2-3-1の形で板倉がCBで先発。

試合はどちらも慎重な立ち上がり。攻撃になっても必要以上にポジションのバランスを崩さず、アタッキングサードで数的優位になる場面がほとんど無い。前半21分に、シュツットガルトはカウンターからミロが思い切ったミドルシュート、ボルシアMGのGKオムリンが横っ飛びでセーブする、この試合初めての決定機。

これで勢いが出たシュツットガルトは、22分にスローインの流れからアントンがシュート、これをギラシがヒールでコースを変えてゴールイン。ボルシアMGは板倉が前に出ていたのに、ライナーがゴールマウスの中に入っていてオフサイドが取れなかった。

そこからはボルシアMGがボールを保持する流れに変わり、サイドからのクロスを立て続けに上げる攻撃を見せると、33分にはワンツーからプレアがシュートもシュツットガルトGKブレッドロウが飛び出し足1本で防ぐ決定機。

40分には遠藤から右サイドを飛び出したヴァグノマンにスルーパスが通り、41分にはミロが突破して惜しいクロス、42分にはカトンパ・ムブンパが左から切れ込んでシュート、42分にはCKからミロがダイレクトボレーと、シュツットガルトが畳み掛けるがスコアは動かず後半へ。

後半はボルシアMGが押し気味で試合が展開。しかしシュツットガルトは粘り強く守って決定機を作らせず、淡々とカウンターから反撃を狙う。しかし後半32分、板倉が中央からドリブルで持ち上がってワンツーからのシュートが、ザガドゥの手に当たったという判定でPK。これをヴァイグルが正面に蹴り込み同点に追いつく。

しかし直後の後半40分に、ヴァグノマンからパスに飛び出したディアゴ・トマスを後ろから板倉が引き倒してしまい、DOGSOで一発レッド&PK献上。これをクリバリがGKの逆を付いて決め、シュツットガルトが勝ち越し。

8分の後半ロスタイム中に、GKからのフィードからテラノヴィッチがシュートも、シュツットガルトGKブレッドロウがファインセーブ。シュツットガルトもPA内でクリバリが連続シュートもGKオムリンがセーブ、そのまま2-1で試合終了。

シュツットガルトはこれで残留圏の15位に浮上。とは言え、17位のシャルケとはわずか勝ち点1差、まだまだ予断は許さない状況。板倉はそれまで再三、シュツットガルトのクロスを跳ね返す奮闘を見せていただけに不運な退場だったね。

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