「疲れでヨレヨレ三笘、ワンビサカにまずは敗北」イングランド・FAカップ準決勝 ブライトン-マンチェスター・ユナイテッド

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サッカーの聖地、イングランドのウェンブリー・スタジアムで行われたFAカップ準決勝、ブライトン対マンチェスター・ユナイテッド。ブライトンは4-2-3-1で1トップがウェルベック、2列目が三笘、エンシソ、マーチの並び。対するマンUは4-3-3、マルシャルとラッシュフォード、ブルーノ・フェルナンデスの3トップ。

試合は格下であるはずのブライトンがボールを支配、マンUは4-1-4-1のゾーンを自陣に作ってブライトンにアタッキングサードで自由にプレイさせない狙い。

前半6分、サイドでボールを受けてカットイン、後ろからアントニーに倒されてPAのすぐ外でFK。マカリスターのキックはGKデ・ヘアが手に当ててゴールマウスを外れる。15分に右サイドの崩しからマーチがマイナスの折り返し、三笘のトラップが流れてターンからシュートもエストゥピニャンとかぶってヒットせず。

27分に右へ展開、クロスが三苫まで届いて胸トラップからパスもワンビサカにカットされる。30分、ワンビサカが前に出た逆を取って三笘が抜け出し、折り返しも相手に渡ってしまう。32分、三笘が中へドリブルも後ろからワンビサカのタックルを受け、こぼれ球をエンシソがシュートも右へ外れる。

このあたりから、三笘が中に入ってワンビサカを引き付け、サイドのスペースにエストゥピニャンが上がる形が多くなる。前半終了間際にはマンUに何度かチャンスはあったが0-0で折り返す。

後半10分、三笘が左サイドの高い位置でボールを受け、ワンビサカ相手にドリブルを仕掛けるが体を寄せられボールを奪われる。11分にCKからこぼれ球を三笘がシュート、ダロトがブロックしたボールをエンシソがシュートも、デ・ヘアが反応してセーブされる。

15分を過ぎると、疲れが見えるブライトンに対してマンUがボールを支配する流れになり、三笘も守備に追われる時間が多くなる。ブライトンはエンシソに代えてフェルトマン、ウェルベックに代えてウンダヴを入れるが攻撃のクォリティが上がらない。ようやくブライトンは37分にマーチがシュートもまでデ・ヘアがキャッチする。

45分、三笘が久々にドリブルで仕掛け、今度はウンダヴにパスを通すがシュートまで行けず。ロスタイムには三笘がまたドリブルからカットイン、しかしボールが流れて拾いに行ったスライディングが相手に当たりイエローカードをもらってしまう。そして試合は延長へ。

延長5分、エストゥピニャンからのスルーパスをウンダヴがトラップミスでシュートまで行けず。10分には三笘が中へドリブル、ウンダヴにパスも呼吸が合わず。13分にもカウンターからカイセドのパスを受けたがバランスを崩して自ら倒れてしまう。

延長後半8分、バイタルで三笘がマーチからボールをスイッチ、マカリスターに預けて落としたボールに三笘が飛び込むも、足元に入ってボールが流れ、デ・ヘアにブロックされる決定機。そして延長でも決着はつかずPK戦へ。

PK戦では両チームともに6人目までは成功するが、ブライトンの7人目マーチがバーの上に外してしまったのに対し、マンUはリンデレフがきっちり決めてマンUがFAカップ決勝へと進出を決めた。

三笘とマッチアップしたワンビサカは、最初はある程度三笘と距離を取って視野を広く保ち、ボールが来たら一気に寄せてスペースを奪い、そこからはフィジカルとリーチ、スピードでドリブルを抑え込んだ。ブラジル戦での対ミリトンもそうだが、こういうタイプはキレで勝負する三笘にとっては難しい相手。でも完敗というほどでも無かったので、次は是非体調万全でリベンジして欲しいところ。

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