「板倉の奮闘で5試合ぶりの勝利をクリーンシートで飾る」ドイツ・ブンデスリーガ第27節 ボルシアMG-ヴォルフスブルク

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順位こそボルシアMGが10位、ヴォルフスブルクが9位ながら、勝ち点差が7ある対戦カード。リーグで5試合未勝利のボルシアMGにとっては欧州戦を狙う上では絶対に勝利が必要な試合。ボルシアMGは4-2-3-1のフォーメーションで板倉はCBで先発、ヴォルフスブルクは4-3-3の形。

試合はアウェイのヴォルフスブルクがハイプレスでペースを握る。前半5分には板倉のカバーが間に合わずマルムシュにヘッドを打たれるがGKオムリンが何とか止める。10分にはスルーパスにマルムシュが抜け出し板倉を振り切ってゴールも、VARでオフサイドの判定。

ずっと押されていたボルシアMGだったが、31分に板倉が高い位置でボールをカット、そのままドリブルで持ち上がったところでラインを割ったが、このプレイから試合のモメンタムが変わり、34分にはまた高い位置でボールをカット、テュラムの落としを受けたエングムがカットインからゴールを決めて先制する。

後半いきなり、ヴォルフスブルクはファーでフリーになっていたスバンべりがシュートも前に出たオムリンが体に当てて防ぐ。12分にも左サイドを破られてクロスを中に入れられるが、体ごと倒れ込んでボールを相手に渡さない。すると後半17分、右からのアーリークロスをフレアが折り返し、テュラムが頭で押し込んで追加点。

25分にはヴォルフスブルクのCKからマルムシュがシュートもわずかに左へ。ここでボルシアMGにとっては脅威になっていたマルムシュが何故か下がる。32分には左サイドからクロスを浴びるが板倉がヘディングでクリア。

その後は自陣で4-4のコンパクトなゾーンを崩さず、そのまま2-0のスコアで試合終了。内容からすると、もっと均衡してもおかしくない試合だったが、ボルシアMGが要所で効率よくゴールを決めたのに対し、ヴォルフスブルクは序盤の攻勢で得点を奪えなかった事が響いたといえる。

板倉については、振り切られて危ないシーンもいくつかあったがカバーリングに奮闘。ビルドアップでも堅実なプレイぶりでクリーンシートに貢献。ここからラストスパート、何とか6位を目指してほしいね。

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