レギュラーシーズン残り4試合で、現在9位とプレーオフ圏内ギリギリで届いていないセルクル・ブルージュは、14位のコルトレイクとホームで対戦。
セルクル・ブルージュは3-4-2-1のフォーメーションで、デンキーが欠場のため上田綺世は1トップで先発。コルトレイクも同じ形のミラーゲームで、渡辺剛が3バックのセンターで先発。
試合開始直後の2分、ブルージュはスローインからPA内でボールを奪って最後は上田がファーにゴールを決めたかに見えたが、味方が競り合って上田が飛び出したタイミングがオフサイドと判定されノーゴール。
しかし前半16分、セルクル・ブルージュは左でのスローインからセカンドボールを拾ってクロス、ニアに入った上田の頭を超えてファーに飛び、CBのソマースが頭ごとねじ込みブルージュが先制する。
次に試合が動いたのは前半35分、左サイドでデマンがオーバーラップ、ゴールライン際でクロスを上げようとしたところをブルーノが倒してしまいPK、キッカーは上田だったがGKが動いた逆を突いて追加点。
後半4分にはブルージュのFKで上田を狙ったボールを渡辺剛がヘディングでクリア。15分にはカウンターからグボホの横パスを流してシュートに行こうとするが渡辺に抑えられる。18分にはハイボールのこぼれ球に上田が走り込んで胸トラップするが流れてラインを割る。
後半30分にシミネスがトップに入り、上田はシャドーの位置に下がる。33分には上田が自陣からドリブルでボールを運んで倒され、相手にイエローカード。ロスタイムにカウンターから上田がドリブル、ラストパスはソマースと合わず。そしてそのまま2-0で試合終了。
上田はシーズン15ゴール目となるPKを決めたが、マークに付いた渡辺剛にデュエルも高さも完敗。ポストプレイも何度かあったが安定感は感じられず、森保ジャパンに求められる1トップのスタメンからはまだまだ遠いなと痛感させられる試合だった。