リーグ4位のレアル・ソシエダが、勝ち点差7で6位に付けているビジャレアルのホームに乗り込んでの対戦。ソシエダは中盤ダイアモンドの4-4-2で、久保はセルロートと並んで2トップ、トップ下にはダビド・シルバ。ビジャレアルは4-3-3のフォーメーション。
4分に久保がポストプレイからロスト、裏へ出されたボールをモラーレスがシュートも枠外。5分には久保が右サイドからニアへカットインシュートもビジャレアルGKレイナが弾く。15分過ぎにはセルロートに2度のシュートチャンスが訪れるがやっぱり決められない。ビジャレアルも19分にゴール前でのフリックからピノがシュートもゴールポスト。
23分にはシルバのパスを左で受けた久保がシュート性のクロスも相手に当たってGKにキャッチされる。その後はソシエダの中盤で不用意なロストをするシーンが多くなり、ハーフカウンターから何度もビジャレアルがチャンスを作る。
39分には久保のヒールからシルバがクロスの形。43分には久保が相手のバックパスにチャージ、ボールを拾ってライン際からクロスもGKがキャッチ。44分にはモラーレスがラインの裏を取ってPA内からシュートもバーの上。
後半6分にソシエダは右からのFKにスビメンディがフリーでヘッドも枠外。8分には久保が右からカットインシュートを今度はファーへ蹴るがわずかにバーの上。11分には久保が左に流れて縦パスを受けるが、キープ中にボールを奪われる。
15分には右サイドから久保のパスがフリーのメンディに通るがシュートを決められない。20分には左でパスを受けた久保がフォイスに倒されイエローカード&FK。その流れからゴールを決めたかに見えたがオフサイド。26分には久保とセルロートが下がってチョーとオヤルサバルが入る。
が、かえってソシエダは全員の足が止まり、30分にチュクウェゼがドリブルで中央突破したところをスビメンディが倒してPK。35分にも左からジャクソンがカットインからシュートを流し込み追加点。ソシエダは結局無得点のまま2-0で試合終了。
ソシエダは相変わらずメリーノ、ブライス・メンデスの中盤が不調で前線のプレスを突破されるとあっという間にピンチになってしまう脆弱さは変わらず。セルロートの決定力は落ちたまま、久保とシルバがチャンスを作っても決める人がいない深刻さ。これではCL出場権を失うのも時間の問題である。
久保については、遠征の疲れがあったのか前半はチェイシングはするけど攻撃での動き出しが少なく、後半になってスペースが出来て攻撃に絡む場面が増えたと思ったら交代。オヤルサバルとチョーがほとんど役に立たなかったので残しておくべきだったように思うが、遠征直後で怪我の心配もあるので判断は仕方ないところか。