「今期のJ1もこの2チームで決まるのか」J1第1節 川崎フロンターレ-横浜Fマリノス

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今年のJ1開幕戦、金曜のナイターで行われたディフェンディング・チャンピオン横浜Fマリノスと、前年2位の川崎フロンターレとの対戦。

川崎は宮代、マルシーニョ、家長の3トップに、遠野、脇坂、橘田の中盤を並べた4-3-3、横浜は1トップがアンデルソン・ロペス、2列目がエウベル、西村、水沼の4-2-3-1。

試合は横浜が最初からハイプレスを仕掛け、川崎はほとんどビルドアップ出来ない。すると川崎GKチョン・ソンリョンのパスをエウベルがバイタルエリアでカット、西村がチョン・ソンリョンが戻った逆を突くシュートをダイレクトで決めて横浜が先制する。

前半10分を過ぎると、ようやく川崎が自陣でボールを回せるようになるが、1トップの宮代がボールを収められないし、横浜の寄せも早くてなかなか攻め込めない。19分、川崎が佐々木のスルーパスから遠野が抜け出し決定的なシュートも横浜GKオビがセーブする。

これで川崎にエンジンがかかり、山根がボランチまで上がりつつ、家長やマルシーニョが交互に下がって中盤で数的優位を作り、宮代の負担を減らしつつアタッキングサードで自由にボールを回す。29分には宮代がターンからシュートもクロスバー。

ここまで押されていた横浜は、前半37分にCKを得ると、アンデルソン・ロペスがヘッドで叩きつけたボールにエウベルが反応、体を投げ出しアウトで押し込み追加点を決める。その後は互いにチャンスはあったが前半を0-2で折り返す。

後半早々、川崎はクロスにマルシーニョが潰れたところをシュート、そこからマルシーニョが押し込もうとするもポストをかすめるチャンス。9分には家長のクロスに攻撃参加した遠野がフリーでヘッドもまたポストぎりぎりで外れてしまう。

ここで川崎はCB車屋が怪我のアクシデントで大南と交代。そこからしばらくは川崎がボールを持って横浜が引いた形で膠着状態。どちらも新しい選手を投入するが試合のペースは変わらず。

すると後半39分、ファールからの早いリスタートで西村のキックにマルコス・ジュニオールが抜け出し、ジェジエウが後ろからタックル、一度はPKの笛が吹かれる、VARでエリア外と判定されPKは消滅するが、ジェジエウのプレイがDOGSOと判定されレッドカード。

これで勝負あったと思いきや、後半ロスタイム1分に井上のクリアミスを拾った佐々木がクロス、橘田が上手く流し込んで1点差。残り5分も1人少ない川崎が互角に試合を運ぶが、最後までスコアは動かず1-2で試合終了。

3ゴールのうち2つがミスがらみのゴール、内容的には互角でどっちに転ぶか分からない試合だったが、横浜Fマリノスに軍配が上がった。のっけからレベルの高いポゼッション対ハイプレスの争いで、今シーズンも両チームがJ1の優勝争いを牽引していく事になりそうである。

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