「”三笘シフト”に苦しむも、3試合連続となる劇的な決勝ゴール」イングランド・プレミアリーグ第22節 ブライトン-ボーンマス

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現在リーグでは6位のブライトンは、ホームで18位と降格圏に沈んでいるボーンマスとホームで対戦。ブライトンはカイセドに加えてマカリスターも累積警告で欠場、ボランチがギルモアとグロス、2トップがウェルベックとウンダヴ、左SHに三笘が入った4-4-2、ボーンマスは4-4-1-1のフォーメーション。

試合はホームのブライトンがボールを保持する流れで始まるが、ボーンマスが右SHのワッタラが高い位置を取るためにエストゥピニャンが下がって対応、それに釣られて三笘も下がり、対面のスミスが素早く詰めるために、なかなか1対1の勝負まで持ち込めない。

前半13分に、相手GKのパスミスを拾ったウンダヴが連続でシュートを放つが、1つ目はDFに当て、2つ目はGKに防がれ、3つ目はゴールポストに当てて得点を決められない。逆にボーンマスは17分にジェフェルソンがシュート、これは三笘が戻ってカバーした事で何とか失点にはならず。

ボーンマスはほぼマンマークでフィジカル勝負を仕掛けてセカンドボールを拾い、徹底してSBの裏へボールを送って攻撃を仕掛ける。三笘に対してはスミスとワッタラが素早くカバーして自由にプレイさせない。それでも35分に三笘がアンクルブレイクからえぐってクロスもシュートは相手に防がれる。

後半4分に三笘が得意のえぐってクロスも中に入る選手が無くてGKがキャッチ。12分、右サイドからのクロスに三笘が寄せてこぼれたボールをギルモアがシュートも左に外す、ここでカイセドが久々に試合へ復帰。

しかしブライトンは相変わらずボールを支配しながらも得点を奪えず、後半25分にはカウンターからボーンマスが決定機もエストゥピニャンが体を投げ出し失点を防ぐ。ここでブライトンはウンダヴとランプティを下げてエンシソとブオナノッテが入る。

後半40分に三笘はヒールターンを駆使してスッポンマンマークに付いていたスミスの裏を取って、スミスが思わず三笘を引き倒してイエローカード。41分には三笘が左サイドでボールを受けてシュートもGKネットにセーブされる。

このままスコアレスドローで終わるかと思われた後半42分、三笘が絡んだ攻撃からサルミエントがクロス、これを三笘がヘディングで浮いたボールがゴール左に飛び込み値千金の先制ゴール。そしてそのまま1-0で試合終了、ブライトンは苦しみながらも勝利を手にした。

三笘はボーンマスの”三笘対策シフト”に80分間は封じ込められたが、ラストに本領を発揮して最後はヘディングでの決勝点。決定機の数からすると負けてもおかしくなかった内容だけに、極めて価値の高いゴールであった。

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