「まるで忍者、守田のドッペルパックでチームは大勝」ポルトガル・プリメイラリーガ第18節 スポルディングCP-ブラガ

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ポルトに敗れたリーグカップ決勝から中3日で迎えた、現在リーグ2位と好調のブラガとホームで対戦する4位のスポルディング。順位の差は2だが勝ち点差は8も離れており、CL出場権に向けて絶対に落とせない試合。

スポルディングのフォーメーションは3-4-2-1で守田はボランチで先発、1トップにはシェルミティが今シーズン初先発。対するブラガも3-4-2-1の完全マッチアップで挑んできた。

試合は当然、局面でガツガツとデュエルが繰り返される激しい展開。5分にブラガは一発のパスに抜け出したバンザがDFの股を抜くシュートもスポルディングGKアダンがしっかりセーブ。

スポルディングは7分頃から連続攻撃。9分にはCKからサン・ジュステが頭で前に落としたボールに、スルッと抜け出した守田が右足でねじ込み先制点を決める。スポルディングは左WBのヌーノ・サントスがマイボール時に高い位置を取るので、守田は左SBのようなポジションになっている。

そこから試合はすっかり膠着状態、守田もスルーパスやクロスを上げたりするも味方と呼吸が合わずにミスになるなど、互いにちぐはぐな攻撃が続いて前半を終了する。

しかし後半の立ち上がり、スポルディングは中央でボールを奪ってペドロ・ゴンサルヴェスがシュート、これはGKマテウスが何とか手に当てるも、その後に味方と連携ミスでマテウスが中途半端なクリア、シェルミティが拾って守田にヒールパス、これをしっかり決めてドッペルパック。

さらにブラガは後半4分にニアカテが2枚目のイエローで退場、4-4-1のフォーメーションに変更する。9分には、相手のクリアに守田がダイレクトボレーで合わせるが、ゴールポストの左に惜しくも外れる。14分には右からのグラウンダークロスに守田が飛び込んでシュートも左に大きく外れる。

ようやく後半16分、スポルディングはカウンターから右サイドでエドワーズがパスを受け、ドリブルで持ち上がりそのまま中へ切れ込んで左足で流し込むシュートを決めて3点目。ここで守田はお役御免でタンロンゴと交代。

その後はブラガにも惜しいシュートはあったが、後半41分にショートコーナーからマテウス・レイスが左足でカーブをかけるゴラッソを決めると、ロスタイムにはファタウがPAへドリブルで突っ込み、ヴィクトル・ゴメスが倒してPK、これをペドロ・ゴンサルヴェスが決めてダメ押しの5点目、そして試合終了。

それにしても、守田はまるで忍者かというぐらいゴール前でのポジション取りが神出鬼没で上手い。全体的なプレイとしてはミスも多くてイマイチだったのだが、やはり得点は正義である。つくづく、カタールW杯でベストコンディションじゃ無かった事が悔やまれるね。

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