現在17位と16位までの降格圏に沈むオーステンデと、リーグ10位とまずまずな成績のセルクル・ブルージュとの対戦。オーステンデは3-4-2-1のフォーメーションで、日本の坂元が右WBで先発。対するセルクル・ブルージュも3-4-2-1で、1トップがデンキー、上田が右シャドーで先発。
試合開始直後、上田がスローインから上手くゴールライン際で折り返し、デンキーがシュートもわずかにポスト左。それ以外は、互いにポジションが完全マッチアップでデュエルがメインな展開。シュートを打てず度々ファールで試合が止まるジリジリした流れ。
そんな中で前半23分、セルクル・ブルージュはスローインから右サイドのシケが上手くカットインからスルーパス、デンキーは倒されたが裏に上田が入り込み、トラップでGKを交わして技有りのゴールを決めて先制する。これで上田はW杯後の初ゴールでシーズン8点目
32分には上田が右サイドへ走り込んでダイレクトで中央へグラウンダーのクロスを送るが味方に合わずGKにキャッチされる。34分には坂元が右サイドの高い位置で攻撃に絡むも、得意のドリブルはほとんど見せず味方を使った攻めに終始。
36分には上田が完全に抜け出してGKと1対1になるもシュートを上に外すが、結局その前にオフサイドの判定。43分にはCKからこぼれたボールを坂元がシュートも上に大きく外す。
後半3分、DFからダイレクトパスが左に流れた上田に出るが、トラップをミスってラインを割ってしまう。後半17分に、オーステンデが右から上げたクロスに、シケが競り合った際に相手を押したとのVAR判定でPKが与えられ、21分にアンブローズがGKワレルソンの手を弾いてゴールを決め、オーステンデが同点に追いつく。
29分には右サイドで坂元が裏を狙うが、直前で相手にボールが当たってコントロール出来ず。その直後にPA内でドゥルドフがラビクに倒されいったんはPKの判定。しかしVARで結局ノーファールとなってスコアは動かず。
38分に上田が左サイドを抜けてクロスを上げるも、中でクリアされる。42分に坂元がスローインから突破してクロスもアタンガのシュートは枠外。すると後半ロスタイム、左サイドで抜け出したデマンが折り返し、相手に当たったこぼれ球をホディッチが押し込んでセルクル・ブルージュが勝ち越す。
ロスタイム5分に上田が右寄りからミドルもGKがキャッチ、直後にスルーパスから上田が裏抜けを狙うが坂元に倒される。さらに7分に上田が反転シュートもその前にファールの判定。ホディッチのFKはポストに当たってゴールならず。そして1-2で試合終了。
上田はゴールが決まったのは良かったけど、献身的に守備をする場面が多くてだんだんストライカーらしさが無くなっているのが心配。まあ大迫もそうだけど、どうしても単独でキープが出来ないと後ろに回されてしまうからね・・・
坂元も、セレッソでは高い位置での切り返しが売りだったが、ドリブルはほぼ封印されて実質的に5バックのSBのような仕事ぶりで、あんまり彼の良さが生きてないような・・・これも、切り返しの幅が狭いとリーチの長い外国人相手に通用しにくいという現実があるからね。何とか頑張って欲しい。