現在リーグでは7位のリバプールに対してブライトンは勝ち点1差の8位、この試合に勝てば順位が逆転する状況で迎えたブライトンのホーム戦。
ブライトンはアルゼンチン代表のマカリスターが復帰はしたが、トロサールが監督と揉めてベンチ外という状況。フォーメーションは4-2-3-1で1トップがファーガソン、2列目が三笘、ララーナ、マーチという並び。リバプールは4-3-3で、今冬に移籍したガクポが1トップ、オックスレイド=チェンバレン、サラーが両ウイングで入る形。
試合はリバプールが得意のハイプレスで入るが、ブライトンも屈せず丁寧に繋いで攻撃を組み立てる。2分にはカイセドのサイドチェンジから三笘がカウンターを仕掛ける場面も。8分には右への展開からマーチが巻いたシュートもアレクサンダー=アーノルドがクリア。
13分には三笘が左サイドをスピードに乗ったドリブル、アレクサンダー=アーノルドにライン際で倒されファールをゲット。18分にはマカリスターからのパスを受けて抜け出したところをマティプに倒されイエローカード。
リバプールも28分にカウンターからサラーが抜け出し、連続攻撃も得点ならず。29分にはスルーパスに三笘が抜け出し、トゥでシュートもヒットせず右に外れる。36分にはPA付近で深い切り返しから縦に行ってクロスもマティプにカットされる。39分にも三笘が抜け出しクロスも味方と合わず。
前半41分にファーガソンのスルーパスにマーチが抜け出しアリソンに倒されてPKの判定を受けるが、VARでオフサイドと判定される。ロスタイムには右サイドでマーチがフリー、三笘も左でフリーだったのに、マーチはそのままこねて最後はファーガソンがシュートもGK正面。
後半開始早々、ブライトンは高い位置でボールを奪うと、DFライン裏に抜け出した三笘にマカリスターからスルーパス、シュートはヒットしなかったがマーチが押し込み(ほぼ)三笘のアシストで先制する。さらに7分にもファーガソンのパスから三笘が作ったスペースにマーチが入り、ファーにシュートを決めて追加点。
19分には三笘がサイドで受けてカットインであっさりアレクサンダー=アーノルドを置き去りにするが、シュートはアリソンの正面。ここでリバプールは一気に4人を交代するが、ブライトンは25分にエストゥピニャンのパスをPA内で三笘が受けるも、トラップしたボールをカットされてシュートならず。
後半30分ごろになると、ブライトンは選手を代えた影響でビルドアップにミスが多くなり、リバプールのハイプレスに引っかかってミスになるシーンが増える。しかし後半37分、スローインからウェルベックがトラップで浮かせてゴメスを交わしゴール、これで完全に勝負あり。ブライトンがビッククラブのリバプールに付け入るスキを見せない完勝で順位を逆転した。
三笘はトレント・アレクサンダー=アーノルドを居ないものにするぐらいチンチンにしたが、シュートはGKと1対1の絶好機を外した事で、その後も弱気になってしまった感じがするね。マーチの得点も三笘がDFを引き付ける事でスペースを生んだ結果だし、チームには大きな貢献をしていた事には間違いない。