「盤石に見えるスペインにも付け入るスキはある」カタールW杯グループE スペイン-ドイツ

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日本がコスタリカに負けた結果を受けてのスペイン対ドイツの競合対決。スペインは1トップがアセンシオ、ウイングがダニ・オルモとフェラン・トーレス、中盤がペドリ、ガビ、ブスケツの4-3-3。ドイツは1トップがミュラー、2列目がムシアラ、ギュンドアン、ニャブリ、DFはズーレがCBに入って右SBにはケーラーが入った4-2-3-1。

試合はやはりスペインがボールを保持する流れで始まるが、ドイツはさすがにコスタリカとは違い、ブスケツと両インサイドハーフにしっかりマークを付けて自由にはやらせていない。しかし7分にスペインはダニ・オルモの強烈なシュートはノイアーが弾いてさらにバーを叩く。ドイツも10分にオフサイドにはなったがカウンターから良い形を作る。

15分ごろから、ドイツもギュンドアンがブスケツの両脇にあるスペースを使うようになり、少しずつボールを持てる時間が増える。25分にはクリアをPA内で拾ったニャブリがシュートも左に外れる。さらに39分、ドイツはFKからリュディガーがヘッドを決めたに見えたがオフサイド。

後半のドイツは、前半よりも高い位置からプレスを仕掛けて来た。すると11分にドイツがPA付近でボールを奪い、最後はキミッヒがシュートもスペインGKウナイ・シモンが横っ飛びセーブの決定機。

しかし先制したのはスペイン、ブスケツから左に展開したボールに左SBジョルディ・アルバがオーバーラップ、グラウンダーのパスに反応したモラタがアウトサイドで流し込むゴールを決める。さらに20分にスペインはカウンターからアセンシオがシュートもバーの上、追加点は決まらず。

これで崖っぷちに立ったドイツは、フュルクルク、サネ、クロスターマンを投入。スペインもコケ、ニコ・ウィリアムスが入る。27分にはムシアラのドリブルからクロスにフュルクルクが飛び込むがシュートまで行けず。直後にムシアラがDFラインを抜け出してシュートもウナイ・シモンの腕に当たる。34分にはサネがPA内で強引なドリブルを見せると、フュルクルクが倒されPAすぐ左外でFK、キミッヒのキックは壁と、圧力を強めるドイツ。

そしてとうとう後半38分、サネがセンターでドリブル、パスを受けたムシアラが拾ったボールをフュルクルクが入れ替わってシュート、これがゴール左に決まってドイツが同点に追いつく。

スペインは44分にオフサイドぎりぎりでモラタが抜け出すが、なんとかクロスターマンが追いついてカバーする。後半のロスタイム5分に、サネがDFラインの裏を取ってPA左に抜け出すが、折り返しはギリギリクリアされ、そのまま1-1のドローで試合終了。

やはりスペインのパスワークに対しては、そのまま引いてしまったらドイツといえどもやられてしまうわけで、日本はとにかく高い位置からプレスをかけて圧力をかけ続けるしかない。そしてスペインも後半になるとプレスバックがゆるくなるので、三笘の投入は必ず効くはず。遠藤が怪我をしてしまった事は厳しいが、全員が全力を出し切って乗り越えて欲しい。

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