「欧州予選グループ首位通過のセルビアを子ども扱い」カタールW杯グループG ブラジル-セルビア

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今大会優勝候補筆頭のブラジルがいよいよ登場。フォーメーションは4-2-3-1で、トップがリシャルリソン、2列目がヴィニシウス、ネイマール、ラフィーニャという面子の先発。対するストイコビッチ監督率いるセルビアは3-4-2-1の形。

試合は当然ブラジルがボール保持率で上回る展開だが、セルビアもベタ引きにならず高いDFラインを保ち、ビルドアップ時にはボランチが1枚下がって4バックを形成、ブラジルのプレスを交わしつつサイドチェンジで基点を作り、しっかり対抗できている。

前半の半分を過ぎてもブラジルはなかなかセルビアのブロックを崩せず、しびれを切らしたネイマールがミドルを狙って来るがGKミリンコヴィッチ=サヴィッチがしっかりキャッチ。27分にはヴィニシウスの飛び出しにチアゴ・シウバからスルーパスが出るが、これもミリンコヴィッチ=サヴィッチが飛び出してボールに触る。

しかし30分を過ぎるとセルビアはなかなかラインが上げられなくなり、ブラジルがセカンドボールを支配する流れ。35分にはパケタとラフィーニャのワンツーからシュートもGKキャッチ。41分には一発のロングボールにミレンコビッチが追いついてクリアしたボールをヴィニシウスが引っ掛け、シュートに持ち込むもミレンコビッチがギリギリカバーする。

後半開始早々、ラフィーニャがDFのボールを奪ってシュート、4分にはネイマールがPAすぐ外でファールを受けてFK、ネイマール自身のキックは壁に当たる。10分にもヴィニシウスのクロスにネイマールがボレー、15分にはサンドロのミドルがゴールポストと立て続けにブラジルが決定機。

そしてとうとう後半17分、ネイマールがドリブルでPA内に攻め込み、ヴィニシウスがボールを奪う形でシュート、これはGKが弾いたが詰めていたリシャルリソンが押し込みブラジルが先制。

そこからはセルビアが攻勢に出て、クロスやセットプレイでブラジルのゴールを脅かすが、ゴール前をしっかり固めて跳ね返す。すると28分にカウンターからヴィニシウスがアウトサイドでクロス、リシャルリソンがトラップで上に浮いたボールをオーバーヘッド気味の芸術的なボレーで叩き込み追加点。

あとはフレッジ、ジェズス、アントニー、マルティネッリとブラジルは虫干しのように選手交代しつつ、セルビアにシュートの雨を降らせる余裕。そのままセルビアは何もできず、結果的にセルビアは枠内シュートゼロで敗戦。ブラジルの強さだけが際立つ初戦だった。

とは言え、ブラジルはエースのネイマールが足首を捻挫、次節以降の出場が危ぶまれる事態。それでピンチになるような選手層ではないにしろ、エースの不在はメンタル的な影響が生じるかもしれない。まずは次のスイス戦に注目である。

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