「イングランドがイランを6点粉砕、驚異の19歳が先制ゴール」カタールW杯グループB イングランド-イラン

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今大会優勝候補の1つであるイングランドの初戦は、西アジアの伝統国イランとの対戦。イングランドのフォーメーションは4-2-3-1で、前線は1トップがハリー・ケイン、2列目がスターリング、マウント、サカの並び。対するイランは5-4-1の守備的な布陣でスタート。

試合開始時にニーダウンして人種差別に講義したイングランドが圧倒的にボールを支配する中、ケインのクロスにイランGKベイランバンドが味方と激突、鼻血を出すアクシデント。一度は復帰したがすぐに自ら交代をアピール、控えGKのホセイニと交代。

イングランドはトップ下のマウントが前後左右に動いてボールを引き出し、SBが攻撃参加して分厚い攻めを構築。30分には左サイドのパス交換からサカが抜け出し、クロスにニアでマウントが合わせるもサイドネット。直後のCKからマグワイヤがヘッドもクロスバーと、立て続けの決定機を決められない。

しかし前半35分、マウントへの縦パスからオーバーラップしたルーク・ショーがクロス、これをゴール前に入っていた19歳のボランチ、ベリンガムがヘディングを決めてイングランドが先制。さらに43分、またCKからこぼれ球をサカが上手くゴール右上に蹴り込み追加点。ロスタイムにはケインの低いクロスにスターリングがボレーで合わせて3点目。

後半からイランは一気に3人を代えて4-3-3の形にフォーメーションを変更、前からプレッシャーをかける戦いを仕掛け、イーブンな展開に持ち込む。が、17分にサカが右サイドからカットイン、イランはカバーに入ったがシュートが足に当たってゴール。

イランも後半20分に、右サイドでパスを繋いでゴリザデの股抜きパスにタレミが上手く合わせて1点を返す。25分に、マグワイヤが頭を打ってダイアーと交代、さらにグリーリッシュ、ラッシュフォード、フォーデンと豪華なサブが入り、すぐにケインのポストからラッシュフォードがカットインでDFを飛ばしてゴールを流し込み5点目。

イランは最後に怪我で先発を外れていたアズムンを投入。しかし戦況が変わる事無く、45分にカウンターからウィルソンが右サイドを抜け出し、折り返しをフリーのグリーリッシュが決めて6点目。イランは後半10分間あったロスタイムにアズムンが抜け出しシュートもクロスバー。

さらにロスタイム10分にイランのFKでストーンズが相手のユニフォームを引っ張って倒したというVAR判定でイランにPK、これをタレミが決めて2点目、そしてすぐに試合終了。イングランドが初戦を6-2の快勝で飾った。

イングランドのMOMは個人的にはベリンガム。これまでイングランドの中盤は技術やクリエイティブに欠けていたが、ほとんどミス無く確実に前線へとパスを通し、先制点まで決めてみせた。これでまだ19歳とは、全世界のビッグクラブがよだれを垂らして欲しがるのも納得の逸材。

イランだが、アジアの中だと、イランはフィジカルとスピードで有利に立てるのだが、イングランド相手だとそれらが全く強みにならず、スタミナやテクニック、戦術といったプラスも無いので、結局全てがジリ貧になってしまう。それが、イランが未だに決勝トーナメント進出を果たせない原因になっているように思う。ただ、日本もドイツにボコボコにされる可能性はあるので、偉そうな事はあまり言わないようにしておこう(笑)。

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