「今日はこれぐらいにしといたるわ by 冨安以外」イングランド・プレミアリーグ第11節 リーズ・ユナイテッド-アーセナル

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現在プレミアリーグで首位と好調のアーセナルは、アウェイで15位のリーズ・ユナイテッドと対戦。リーズのフォーメーションは4-2-3-1で、アーセナルは同じ形のマッチアップ。冨安は左SBのポジションで先発復帰、リバプール戦と同じメンバーが並んだ。

試合開始直後に、ゴールラインテクノロジーに関する通信機材のトラブルで試合が中断するという珍しいアクシデント。選手はロッカーに引っ込み、35分間の中断の後に再スタート。

試合はアウェイのアーセナルがボールを保持する流れで始まるが、リーズはトーマスとサカ、マルティネッリという攻撃のキーマンを厳しくマンマーク。相手右SHのアーロンソンが極端に中へ絞るので、冨安もほぼボランチの位置に上がってビルドアップに関与している。

しかしリーズはフィジカルが強く、ボールを奪ってからの攻撃へに切り替えが非常に速く、12分には珍しく冨安が安易に出したバックパスから苦しいピンチを招いてしまう。冨安の対面であるアーロンソンは中を切っているので、冨安からのボールはマルティネッリへの縦パスに限られているのだが、大柄なBSニッセンに抑え込まれてそこから先に行けない。

リーズは19分にシニステラの強烈なミドル、そのCKからの混戦でラムズデールがかろうじてセーブというチャンスを作る。アーセナルも徐々にダイレクトプレイで相手のハイプレスを掻い潜る場面を作り始めると、前半35分にアダムスの大きなバックパスをサカがカット、ウーデゴールのスルーパスで縦に抜けると、角度の無いところからスーパーゴールを決めてアーセナルが先制する。

後半開始直後に、クロスを冨安が競ったこぼれ球を、リーズのバンフォードが押し込んだように見えたが、手でDFを押したという判定でノーゴール。8分にもサリバがバックパスの処理を誤ってボールを奪われ、バンフォードがシュートもラムズデールが詰めて防ぐ。

しかし後半17分、クロスに対して競り合った際にサリバの腕にボールが当たり、VARでPKの判定。しかしバンフォードのキックはゴール右に外れてしまい、アーセナルは命拾い。20分にもアーロンソンに抜け出され、折り返しをシニステラがシュートもガブリエルが体に当てる。25分もスルーパスにバンフォードが抜け出すもラムズデールが飛び出してセーブ。

アーセナルは28分にウーデゴールを下げてヴィエイラ、31分にはベン・ホワイトに代わってティアニーが入り、冨安が右SBへ移動。リーズは直後にアーロンソンがミドルもラムズデールがまたセーブと、アーセナルの苦境は変わらない。37分にはホールディングが入って5バックに変更、アーセナルは守り切る体制を固める。

リーズは44分にもワンツーからの折り返しをサマーフィルがPA内でシュートも枠を捉えられない。さらに後半ロスタイム、リーズのパワープレイで競り合ったバンフォードとガブリエルがやり合い、ガブリエルの報復行為で一発レッド&PKの判定。しかしVARでバンフォードがその前に押したという判定で、ガブリエルはイエローカードに減額。

アーセナルはほぼ後半は一方的に殴られっぱなし、相手の決定力不足と判定に助けられて満身創痍の勝利。守備陣にもミスが多くてバタバタする中、冨安のサイドはほとんど攻められなかったのは、数少ない収穫だったと言えるだろう。いや、冨安の使い勝手は良すぎませんかね(笑)。

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