イングランドの2部に当たるチャンピオンシップ。全24クラブのうち、中山が所属するハダーズフィールドは13位と降格圏に沈む厳しい状況。今節は勝ち点4差で18位のロザラムとアウェイで対戦。
ハダーズフィールドのフォーメーションは3-4-1-2で、中山は左のCBで先発。対するロザラムは3-1-4-2で各ポジションが完全にマッチアップ。
当然、序盤からどちらもガツガツとデュエルが展開されるチャンピオンシップらしい試合展開で始まるが、ホームのロザラムが左サイドで優位に立って試合展開をリードする。ハダーズフィールドはとにかく長いボールを前線に放り込み、味方がキープするかどうかが生命線。
先制したのはホームのロザラム。前半25分にゴール前でセカンドボールを拾い、コナー・ワシントンが左サイドから巻いて決めるシュートを放つ。しかしハダーズフィールドも29分にCKからサインプレイでニアへ動いてフリーになったダニー・ウォードがダイレクトで決めて同点。
後半9分には、中山の展開パスを左サイドで受けたジョーダンが中へ切れ込んでミドル、こぼれ球を押し込んだように見えたがオフサイド。その後もハダーズフィールドが押し気味に試合を展開していたが、ラストプレイにミスが多くて勝ち越す事が出来ない。
逆に後半16分、ロザラムは左からのクロスに対して、中山はウッドをマークしていたのだが、何故かカマラが中山と同じ選手をマーク、そのためフリーとなっていたケリーに押し込まれロザラムが勝ち越し点を挙げる。
後半32分、ハダーズフィールドは中山のロングフィードにルドニが完全に抜け出し、後ろからタックルを食らって倒されたように見えたがまさかのノーファール。43分には中山が自陣から怒涛のドリブルで攻め上がるが、味方へのパスが短くてカットされて逆にカウンター。
ハダーズフィールドはロスタイムにパワープレイもゴールを決める事が出来ず、そのまま2-1で試合終了。ハダーズフィールドの順位は23位の降格圏で変わらず仕舞。
たまたま土曜の8時からライブでやっていたので、初めてハダーズフィールドの試合を90分見たけれど酷いもんだね(苦笑)。攻撃はとにかく前方にボールを蹴り出してFWに行って来いのみ、そんな中で中山だけが可能性のある縦パスを出しているんだけど、そこからパスが2本もつながらない。
これでは、中山はフィジカルデュエルの能力は上がるかもしれないが、ボールに全く絡めないので攻撃能力が錆びつく一方のような気がする。このままだとハダーズフィールドも降格が確実なので、逃げ出す事を検討したほうが良いと思うのだが・・・