「放置プレイのサブ組に突きつけられた厳しい現実」キリンチャレンジカップ 日本-エクアドル

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デュッセルドルフで行われてるキリンチャレンジカップの第2戦、エクアドル戦。やはり森保監督が宣言した通り、バカ正直に11人の先発を全部入れ替えてきた。

GKシュミット・ダニエル、DF長友、伊藤、谷口、山根、ボランチ田中碧、柴崎、2列目が三笘、南野、堂安、1トップが古橋という先発メンバー。対するエクアドルは4-3-3のフォーメーション。

試合の序盤はエクアドルのペース。各選手にキープ力があり、日本はプレスをかけるのだが、上手く掻い潜られてボールを繋げられている。攻撃も前線の選手にマンマーク気味で着かれ、前線までボールが渡らない。7分に三笘のクロスから南野が初ヘディングシュートもファーに外れる。

エクアドルは21分に長友のクリアを直接カイセドがシュートも枠外の決定機。22分にCKからシュミット・ダニエルが飛び出したところをシュートも枠外と連続でピンチ。前半35分に三笘が高い位置でボールを奪って古橋にスルーパスもシュートまで行けず。

37分には日本が押し込まれてシュートもシュミット・ダニエルがキャッチ。逆に40分、相手のクリアミスをPA内で拾った古橋がシュートも、GKにキャッチされて絶好の決定機をものにできない。

前半43分、左サイドからイバーラが上がり、おそらくパスだったかと思うがスルーの形になってゴールポストに当たる最大のピンチ。ロスタイムにもCKからヘッドもシュミット・ダニエルがかろうじてはじき出す。

後半から日本は古橋に代えて上田を投入。日本は前半よりも長いボールを入れて2列目が前を向く機会を増やす狙い。12分に、この試合初めて三笘が良い形で1対1、クロスを南野がボレーシュートも左に外す決定機。裏抜け専門の古橋よりも前線で基点になれる上田が入った事で、少し日本にもリズムが出来る。

日本は後半21分に南野、三笘、柴崎が下がって鎌田、相馬、遠藤が入る。23分にエクアドルのCKからシフエンテスにシュートを打たれるが枠外。25分に、相馬のフェイントからクロスに上田のヘディングも左に外す。28分、相馬が左サイドでもらったファールから鎌田がFKも弾き返される。

後半34分、鎌田から上田へのスルーパス、これは相手にカットされるが、堂安が拾ってシュートはGKが弾き、こぼれ球を上田がヘッドもキャッチされる。後半36分、右からエストラーダに入った縦パスに谷口が前に出て接触したプレイがPKと判定されるが、バレンシアのキックはコースが甘くてシュミット・ダニエルがセーブする。

37分に、長友と堂安が下がって吉田と伊東が入り、日本は3-4-2-1にフォーメーションを変更する。44分、日本はカウンターから伊東がキープ、それを受けた鎌田が右サイドからドリブル、そのままPA内へ持ち込みシュートもGKにセーブされる。そしてスコアは最後まで動かず0-0で試合終了。

正直、アメリカに比べるとエクアドルのほうが骨があってチームも本気を出していたので、こっちでアメリカ戦組を評価したかった試合だったね。まあ今日のスタメン組は森保全とっかえの犠牲者で、相手がマンマークだった事を含めて完全に個人能力だけを問われる試合になってしまって気の毒だった。

その点では、古橋や南野、柴崎、谷口、山根は厳しい評価になってしまった。三笘と堂安もあそこまで後ろに下がると役に立てない。田中碧も相棒に遠藤がいてこそ。上田はベルギーで揉まれただけあって、基点役としては合格だろう。相馬も良かったけど選考されるかは微妙か。でも旗手は何のために呼んだの?

ともかく、これでW杯メンバー発表前の試合は全て終了。皆さんの中ではだいたい序列が固まったように思えるが、森保ジャパンの中ではベテランが戦術コーチであったりするので、そこを監督がどう判断するか。いずれにせよ、阿鼻叫喚が渦巻く発表日になりそうだ。

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