「伊東の2戦連続ゴールもまた退場者・・・しかし今度こそ初勝利」フランス・リーグアン第5節 アンジェ-スタッド・ランス

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中2日で迎えたミッドウィークの第5節は、どちらもここまで2分2敗と勝利がないチーム同士の対戦。ホームのアンジェは3-4-2-1で前節から6人を替えるターンオーバー。対するスタッド・ランスも3-4-1-2のフォーメーションで、前節から3人が替わる中、伊東は2トップの右で引き続きスタメン。

試合はホームのアンジェがやや押し気味の展開。ランスはやや攻撃でミスが目立つ流れだが、最初のチャンスはランス。相手のバックパスを拾ったゼネリがGKと1対1でシュートもゴール右に外してしまう。しかし23分、同じように高い位置でボールを奪うと、ゼネリのスルーパスにオーバーラップしたボランチのムネツィがゴールを決めてランスが先制する。

ここまで警戒されていたのもあって目立たなかった伊東だが、30分に長いパスにうまく抜け出し、カットインからシュートを狙うが相手に当たってしまう。このあたりからアンジェのペースが落ちて、ランスがボールを持つ時間が多くなる。

39分にハイボールを伊東が抜け出しゴール前でトラップも、ボールが流れて相手にカットされる。40分には伊東のクロスをゼネリがフリーでヘッドも浮いてしまう。アンジェも43分にCKからオーバーヘッドも左に外す。

前半45分、ランスはボランチのカユステがアウトサイドで蹴ったロングスルーパスがピンポイントで伊東に通り、PA内でDFに押されて躓きながらも、飛び出したGKの脇の下を通すゴールを決めて追加点。

後半は序盤にアンジェが立て続けにシュート、5分には伊東が相手と競り合いながらもドリブルで突進、決定的なパスを通すがシュートまで行けず。7分にはアンジェがクロスからサラマがドンピシャヘッドもバーをかすめる決定機。

そのままアンジェペースが続いた後半13分、左サイドからブファルがドリブルで切れ込み、ムネツィが体を当てて倒したプレイがファールと判定されてPK、これをブファルが決めてアンジェが1点差に迫る。

しかも後半20分、ランスのカユステがわずか数分間で2枚のイエローをもらい、前節に続いてまた退場者を出してしまう。その直後のFKからユヌに頭で流し込まれてアンジェが同点。ここで伊東はフィリプと交代で下がってしまう。

このまま一気にアンジェに流れが傾くかと思われたのだが、その2分後に左サイドを抜けたバログンがPA内で切り返し、これをフントゥンジが足で引っ掛けてしまいPK、これをバログンが決めてランスが勝ち越し。

アンジェは4バックに変更してDFに代えてFWを投入して勝負に出るが、リヨン戦もそうだったが守りに集中するとそれなりに強いランスはクロスの雨を浴びながらも失点を許さず、逆に後半45分のカウンターから、右サイドを抜け出したフィリプがファーにきっちり流し込んで4点目、これで完全に勝負あり。

ランスは今期初勝利で勝ち点6、リーグ14位へと浮上。伊東は中2日先発で全体的に疲れが見える出来だったが、それでもチャンスにしっかりゴールを決めてベテランのプライドを見せた。このまま勢いに乗って行きたいところだね。

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