「岡崎・林の泥臭FWの揃い踏み、先輩が貫禄を見せ過ぎて後輩を消してしまう」ベルギー・プロリーグ第6節 シント・トロイデン-メヘレン

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ここまで5試合を経過して1勝3分1敗で12位のシント・トロイデンは、ホームで8位のメヘレンと対戦。シント・トロイデンは3-1-4-2で、怪我から復帰した林が岡崎と2トップを組んで、インサイドハーフに香川、右WBに橋岡、GKにシュミット・ダニエルと日本人5人が先発。

試合の序盤はホームのシント・トロイデンがボールを支配、しかしメヘレンも基本的に5バックで守ってスペースをしっかり埋めている。1シント・トロイデンは、あまり相手のDFにはプレッシャーはかけず、相手のアンカーを2トップで挟んてマーク、インサイドハーフ同士がマッチアップで守る形で、徐々に試合は落ち着いた流れに。

0分には左サイドからのクロスから最後は林がシュートもバーの上と、初めての決定機。12分には左からのクロスに岡崎がボレーで合わせようとしたが空振り。シント・トロイデンの攻撃はイマイチ噛み合っておらず、逆にメヘレンが3バックの横のスペースを使われカウンターから何度かチャンスを作る。

前半36分にはFKからライストナーの折り返しにニアで岡崎が触るも、ボールは枠内に抑えられず。40分には橋岡のパスから香川がシュートも相手に当たって枠に飛ばず。岡崎はボールを引き出す動きは良いが、プレイ自体の精度は良くない。

ようやく試合が動いたのは後半8分、メヘレンがゴール前25mのところからFKを得ると、ハイレマンスの左足から放たれたボールがゴール右に突き刺さってメヘレンが先制点をゲットする。

しかしその3分後、一発のロングボールに抜け出した林が、ワウテルスに後ろから体を浴びせられて倒れると、これがPKと判定される。キッカーの香川がステップを変化させてGKの逆を取る技ありのゴールを決めて同点。

そこからしばらくは膠着状態が続き、28分には林が交代で下がる。すると後半32分、シント・トロイデンはアンカーのコナテが強烈なミドル、これはGKトゥーレンが何とか弾いたが、こぼれ球をブルーノが押し込み逆転に成功。

その後はシント・トロイデンが試合をコントロール。43分には橋岡のクロスに岡崎が飛び込むが触れず。そしてロスタイム5分、橋岡のクロスに岡崎がオーバーヘッドはうまく当たらず、コイタが拾ってのシュートはブロックされたものの、こぼれ球をブルーノが反転から押し込み3点目、これで完全に勝負あり。

初めての岡崎・林の新旧泥臭FWの揃い踏みだったが、最初こそミスが多くて心配したものの、岡崎の動きは尻上がりに良くなり、逆に林は持ち味が相殺されて存在感が薄くなってしまったね。香川は前線にいるよりも後方でゲームメイクしている方が良いし、岡崎を起用し続けるなら林の使い方を考え直す必要がありそうだ。

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