ブンデス1部に復帰したシャルケは、4部リーグに所属するブレーマーSVと対戦。板倉と入れ替わってシャルケに加入した吉田麻也は4-2-3-1の右CBとしてキャプテンマークを巻いて先発。ブレーマーに所属するDF脇睦は残念ながらベンチ外。
試合はいきなり前半3分、シャルケのスローインからこぼれ球をクロス、頭で折り返したボールをサラサールが押し込み先制する。さらに5分、ゴール前での混戦でシャルケはPKを得るが、ブレーマーGKシーマンが見事に弾いて失点を防ぐ。
しかし12分、シャルケはCKからセンターでフリーになっていたドレクスラーがきっちり合わせてシャルケが2点目。33分にもカミンスキーのロングボールからドレクスラーが3点目を決めると、39分には左から何でもないクロスを、相手DFクミエチが体に当ててオウンゴール。
0-4で折り返した後半早々に、パスに抜け出したゴグアゼに吉田がマークするも、カットインからシュートを打たれ、GKシーマンが横っ飛びで防ぐが不安な立ち上がり。後半8分に吉田の胸トラップがずれてボールを奪われたり、16分にも相手のシュートを吉田がブロックしたボールがゴールポストをかすめる冷や汗なシーンも。
後半30分ごろになると、ブレーマーの勢いが落ちてシャルケがほぼ相手陣内でプレイを続けるようになり、38分にCKからカミンスキがヘッドを決めて5点目、そしてそのまま試合終了。シャルケが順当に2回戦へと進出した。
吉田がキャプテンとして公式戦を5-0で大勝した結果は喜ばしいが、今回はあまりにも相手が弱すぎ、にも関わらず吉田はアジリティのある相手に対して1対1で弱みを見せ、フィードも正確性を欠くなど不安が残るデビューだった。昨年は五輪とアジア予選を掛け持ちした疲労があったのだろうが、今期も調子が上がらないと・・・そんな心配が杞憂になる開幕戦であって欲しいね。