ウェストハムホームでの第1戦で2-1と先勝したフランクフルト。間にあったレヴァークーゼンとのリーグ戦はターンオーバーで選手を温存、ホームでの第2戦に万全の状態で臨んで来た。
フランクフルトは3トップにボレ、鎌田、怪我のリンストロムに代わってハウゲが入った3-4-2-1。ウェストハムは1トップに巨漢アントニオを据えた4-3-3でスタート。
試合はいきなりフランクフルトに試練が訪れ、先発に復帰したヒンテレッガーが前半4分で早くも肉離れの怪我、8分にトゥレと交代してしまう。が、前半17分に今度はウェストハムのクレスウェルが、ロングボールに抜け出そうとしたハウゲを倒してイエローカード。その後にVARでDOGSOと判定されて一発レッド。
そこからフランクフルトが圧倒する流れにはならなかったが、前半26分にクナウフがスルッと右サイドを抜け出し、折り返しをフリーになっていたボレが合わせてフランクフルトが先制点をゲットする。
その後は鎌田も中盤に下がってフランクフルトが安定したボールキープを見せていたが、前半44分にウェストハムが右サイドからのFKにズマが反応するも、フランクフルトはゴールライン際でクリアして難を逃れる。
後半からはウェストハムが4-3-2の形を取って、ボールを奪うと2トップにロングボールを集める攻撃に集中、フランクフルトは3バックでしっかり対処するが、16分にクロスからドーソンにフリーでヘッドされるがGKトラップがキャッチ。
鎌田は地味に相手の守備に出来たスペースに動いて基点になる動きを繰り返していたが、後半24分にコスティッチへの展開から、相手DFがクリアしたこぼれ球を拾って、鎌田が切り返しからシュートもゴール右に外れる。
後半33分には、ピッチ外に出たボールを早く入れろと苛ついてボールを蹴ってしまったモイーズがレッドカードで退場するハプニング。35分にはウェストハムのライスがミドルシュートもトラップがキャッチ。
36分にはフランクフルトがボレとハウゲを下げてパシエンシアとフルスティッチを投入。2分後には鎌田のパスからコスティッチがクロス、パシエンシアがシュートと絶好のチャンスがあったがゴール左に外してしまう。
終盤、ウェストハムはヤルモレンコを投入して3バックに変更、後半43分に一発のサイドチェンジからアントニオがシュートまで持ち込むが、これもトラップがしっかりキャッチ。5分のロスタイムも、フランクフルトが試合をコントロールしてそのまま1-0で試合終了。アグリゲートスコア3-1でフランクフルトが決勝へ勝ち上がった。
鎌田はゴールやアシストは無かったが、バイタルでパスを受けた時はほぼミス無く味方に繋げ、試合のコントロールに貢献。決勝の相手はスコットランドのレンジャーズ。フィジカルとセットプレイに強みを持っているが、フランクフルトの実力からすると十分勝てる相手だと思う。とにかく頑張れというしか無いね。