「ビジャレアルがホームの意地で追いつくも、リバプールの地力に力尽きる」UEFAチャンピオンズリーグ 準決勝第2レグ ビジャレアル-リバプール

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アンフィールドでの第1戦を2-0で折り返した後のビジャレアルホームでの第2戦。ビジャレアルはエースのジェラール・モレノが先発復帰も、ダンジュマが怪我で離脱、4-4-2のフォーメーションで臨む。対するリバプールは、3トップがマネ、ジョタ、サラー、中盤はチアゴ、ナビ・ケイタ、ファビーニョが組んだ4-3-3。

試合はホームのビジャレアルがハイプレスを仕掛けて先制に成功する。前半3分に左SBエストピニャンのオーバーラップからクロス、中盤から飛び込んだカプエが折り返したボールをディアが押し込みゴール。

その後はリバプールが押されながらも、マネがDFライン裏へ抜け出してロングボールを引き出したり、相手のミスパスを拾ってチアゴがミドルシュートを放ったりと、リバプールにも何度かチャンスが生まれる展開。

前半30分を過ぎると徐々にリバプールのポゼッション率が高くなるが、36分にマネのバックパスを拾ったジェラール・モレノからロセルソへスルーパス、リバプールGKアリソンが飛び出して交錯するも、主審の判定はノーファール。

しかし前半40分、パウ・トーレスからのフィードをカプエが右サイドで受けて切り返しからクロス、これをファーに飛び込んだコクランがヘディングを決めてビジャレアルが2点目、アグリゲートスコアでも同点に追いつく。

追いつかれたリバプールは、後半からジョタに代えてルイス・ディアスを投入する。ビジャレアルは、前半ほど前に向かうスピードが感じられず、ボールを持ってもリバプールのゲーゲンプレスにボールを奪われる場面が目立つ。

後半12分のルイス・ディアスがどフリーでオーバーヘッドを放った場面は枠に飛ばなかったが、17分にリバプールはファビーニョが攻撃参加、サラーとのコンビで右サイドを抜け出し、角度のないところからビジャレアルGKルジの股間を打抜きリバプールが1点を返す。

さらに後半22分、リバプールがバイタルで基点を作って右サイドへ展開、サラーのクロスをルイス・ディアスがヘッド、ボールはまたもルジの股間を抜けてゴールイン、勢いに乗ったリバプールが同点に追いつく。

その後はビジャレアルが再び攻勢に出るも、リバプールは後半30分にマネがハーフライン手前からクリアボールに抜け出し、ルジの飛び出しとDFのタックルを冷静に交わし、無人のゴールに流し込んで3点目、これで勝負は決まってしまった。そしてそのまま2-3で試合終了、リバプールが2戦目も勝利して決勝に進んだ。

ビジャレアルとしては前半に飛ばしまくってアグリゲートスコアで追いついたまでは良かったが、後半になってのペースダウンが激しく、バイタルでの対応が遅れてしまい、GKのミスが重なってしまった。やはり選手層、地力の差を覆すまでには至らなかった。

そして5/29にスタット・ド・フランスで行われる決勝の相手は、マンチェスター・シティを大逆転で破ったレアル・マドリーに決まった。実力、選手層的にリバプールが上回ると見られるが、レアルには謎の勝負強さがあるのでどうなるか。とにかく試合が楽しみである。

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