「田中碧が相手の退場を誘発するパスも、かえって難しい試合にしてしまう」ドイツ・ブンデスリーガ2部 ハノーファー-デュッセルドルフ

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残り5試合で、プレーオフの16位まで勝点6差をキープしている13位デュッセルドルフは、すぐ下の14位ハノーファーとアウェイで対戦。

デュッセルドルフのフォーメーションは4-2-3-1で、田中碧がボランチ、アベルカンプ真大がトップ下で先発。対するハノーファーは3-4-1-2の形。

試合は、前半16分に田中碧が自陣からロングパスを放つと、ハノーファーWBのフルトがヘニングスと競り合い、ヘニングスがボールをキープした瞬間に後ろから倒してしまい、ドクソで一発レッド。

いきなり10人になってしまったハノーファーだが、そこからは4-4-1の形で自陣に守備を固め、デュッセルドルフは完全にボールを支配するのだが、相手のブロックに対してほとんど有効なパスを出せず、特にアベルカンプ真大は全くボールを触れなくなってしまう。

前半23分、田中のサイドチェンジから良い形でクロスも、ヘニングスはゴールに飛ばせず。36分にはイヨハのクロスに田中がアウトサイドで合わせるも枠外と、チャンスはゼロでは無かったがデュッセルドルフはものにできない。

後半からハノーファーが531の形にフォーメーションを変更。後半6分に、右からのクロスにアベルカンプ真大がニアに飛び込むも、またシュートは枠に飛ばず。

田中碧は、後半からはあまり後ろへ下がらずに高い位置でボールをもらおうとしているが、そこまでボールが届くことがほとんど無い。後半39分には田中がミドルシュートもゴール左に外れる。そしてそのまま淡々とスコアレスドローで試合終了。

相手のあまりに早い退場が、かえってデュッセルドルフにとって難しい試合になってしまったパターン。田中碧も何とかボールを引き出して変化をつけようと奮闘していたが、チームがついて来れなかったね。アウェイで勝点1を獲得出来た事だけが収穫の試合であった。

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