レギュラーシーズン首位にリーチをかけているユニオン・サンジロワーズは、ホームでオーステンデとの対戦。どちらもフォーメーションは3-1-4-2で、三笘と町田はベンチスタートながら、オーステンデの坂元は左WBで先発。
試合はホームのサンジロワーズがペースを握りながらも、オーステンデの攻撃時には坂元が積極的に攻撃参加。前半9分には坂本が絡んだ攻撃から、相手のクリアを拾って後ろから走り込んだダルピノが強烈なミドルを決めてオーステンデが先制する。
その後は当然サンジロワーズが攻勢の時間が続く。坂元は5バックのようにDFラインで仕事をする時間が続くが、相手の対面WBニューコープとインサイドハーフのアマニが交互にサイドへ出て来るために坂元が対応を苦慮するシーンが多いものの、前半の終わり頃にはそれにも慣れてサンジロワーズの攻撃が停滞する。
後半からは、サンジロワーズが足を痛めたニューコープに代えて三笘を投入、左のWBに入るといきなりカットインからドリブルを仕掛けてらしさを見せるが、坂元もオーバーラップからクロスというシーンを作る。
後半16分にはウンダブからパスを受けた三笘がクロス、ボールは流れたがそこからのシュートがラインを割ったように見えたが、VARでノーゴールの判定。22分には坂元が自陣から長い距離のドリブル、その直後に三笘からロングパスがウンダブに届くがシュートまで行けず。
その後はサンジロワーズが猛攻を見せるも、ウンダブやテウマのシュートはことごとく枠を捉えられず。後半33分には町田が右CBの位置で投入される。37分には坂元がカウンターからドリブル、PA内でラストパスもシュートまで行けず。
しかし後半38分、三笘のドリブルから右サイドへ展開、クロスをウンダブが今度はきっちり決めてサンジロワーズがようやく同点。後半44分、PA内で三笘が倒されるもノーファール。ロスタイム7分に、DFからのロングパスに三笘が飛び込むがトラップがGKにキャッチされ決定機をものに出来ず。
7分間のロスタイムもサンジロワーズが攻め立てるが、そのまま1-1で試合終了。2位のクラブ・ブルージュがゲンクに勝利したため、勝ち点差は5に縮まりレギュラーシーズンでの1位確定はお預けとなった。
オーストラリア戦の救世主として期待されている三笘だが、まだ本調子ではなく安易なミスが目立つ内容。この出来だったら、まだ攻守に走り回って頑張っていた坂元のほうが役に立つのではという感じ。果たして残りの4日間でどこまでコンディションが上がるか。