「遠藤が口火を切る、シュツットガルト残留への逆襲」ドイツ・ブンデスリーガ第25節 シュツットガルト-ボルシアMG

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前節まで9試合未勝利、リーグは17位と自動降格圏に沈んでいるシュツットガルトは、勝点8差に位置するボルシアMGとホームで対戦。シュツットガルトのフォーメーションは4-3-3で、伊藤洋輝がCB、遠藤が右のインサイドハーフで先発した。対するボルシアMGは4-2-3-1の形。

試合はホームのシュツットガルトが攻勢に出る。遠藤も高い位置で攻撃に絡むが、自陣での守備が薄くなって伊藤が相手のプレスを受けてバタバタする場面も見られる展開。

前半12分には、シュツットガルトにカウンターからトマスが完全に抜け出してシュートもボルシアMGのGKゾマーがファインセーブ。逆に14分、ボルシアMGは左サイドからパスを受けたブレアがワンツーから抜け出しゴールを決めて先制する。

25分にシュツットガルトは左からのクロスにカライジッチが頭で合わせるもゴール左に外れる。すると35分に、ボルシアMGはカウンターからホフマンのポストからブレアがクロス、テュラムが押し込み追加点。

苦しくなったシュツットガルトだったが、前半39分に左SBのソサからのパスをヒューリッヒがシュート、相手DFに当たったこぼれ球を遠藤がシュートすると、コースが変わってゴールに決まりシュツットガルトが1点を返す。

後半4分にも遠藤が左からのアーリークロスにヘッドも相手GKに防がれる。しかし6分、遠藤がセンターライン付近で相手を交わして縦パス、抜け出したトマスのクロスをカライジッチがシュート、コースが変わって浮いたボールをヒューリッヒが押し込み同点。

21分にも、ソサのロングボールからカライジッチが頭で落とし、フリーのトマスがシュートもGKゾマーがセーブの決定機。26分にはボルシアMGもニアゾーンからノイハウスがシュートも、シュツットガルトGKミュラーがニアに飛んだシュートを防ぐ。

シュツットガルトは後半29分、左からのクロスをカライジッチがまた頭で落とし、相手のバックパスを拾ったマルムシュが交錯しながらシュートもGKがキャッチ。そこからは圧倒的期にシュツットガルトが攻め立てるもゴールならず。

しかし後半37分、ソサからのクロスからカライジッチのゴールが決まってシュツットガルトが勝ち越し。そのまま4分のロスタイムも守りきって3-2で試合終了、まだ順位は17位の降格圏とは言え15位との勝ち点差はわずかに4。1部残留の可能性が出て来たのは確かだろう。何より、これまで全く点が取れなかったFWにゴールが生まれた事が大きい。

遠藤は2ゴールに絡む結果を出したが、プレイの出来自体はまずまず。伊藤は足元のデュエルはそんなに強く無いし、ポジショニングでやらかす事も度々あって、良く4バックのCBでスタメンになってるなと思うのだが、それだけ監督がビルドアップの能力を高く買っているのだろう。日本にとっては非常にありがたいけど、まあヒヤヒヤするのも事実だよね(笑)。

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