現在リーグ首位のセルティックは、アウェイで7位のアバディーンと対戦。セルティックは4-3-3のフォーメーションで、前田が1トップで、旗手がインサイドハーフで先発した。
試合は、当然ながらセルティックがボールを保持する展開で始まるが、アバディーンは高い位置では前方プレス、引いてからはゾーンからのマンマークという戦術の切り分けが徹底されていて、旗手は高い位置ではきっちりマークを付けられてなかなか効果的なプレイが出来ない。
前半10分に、ようやくゴール前での浮き球を旗手がボレーシュートで狙うがボテボテであっさりキャッチされる。13分にはラルストンのクロスに前田がヘッドも左に外してしまう。しかし前半16分、右サイドからオライリーのクロスにファーで飛び込んだジョタが押し込んでセルティックが先制。
さらに前半20分、前田のゴール前での飛び出しへのパスは相手にクリアされるが、それを拾ったオライリーのシュートはコースが変わって決まり、セルティックが追加点。37分には旗手のスルーパスに前田が抜け出しクロスも味方に合わず。
後半は一転してアバディーンが前に出て来てセルティックは受けに回る展開。すると後半11分にFKからサインプレーで下がったラミレスがゴールを決めてアバディーンが1点を返す。その後にもラミレスがゴールを決めたかに見えたがオフサイド。しかし16分にFKからルイス・ファーガソンがヘッドを決めて同点。
ところがセルティックは、その直後に旗手と前田が絡んでアバディーン陣内に入り、ヘディングでPA内に入ったボールをジョタが振り向きざまに蹴り込み再びセルティックが勝ち越しする。
後半30分には前田と旗手が下がり、ギアクマキスとビトンが入る。そして試合はそのまま大きな動きは無く2-3のまま試合終了。セルティックは薄氷ながら何とかリーグ戦7連勝を飾った。
旗手はもはや完全にマークされる存在になったようで、何とか動き回ってボールを受けようとしていたが報われず、後半になって足が止まって交代。前田については、やはりボールを受けて前を向く技術が無いので、ひたすら裏抜け>ワンタッチポスト>動き直しというワンパターンなので、相手に読まれつつある。どちらもいよいよ正念場というところか。