「ボールが来なくても走り回る久保、これなら南野からスタメンを奪えそう?」スペイン・リーガエスパニョーラ第23節 マジョルカ-カディス

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現在16位のマジョルカは、今節はホームで17位カディスと対戦。両者の勝ち点差は2で、マジョルカは負けてしまうと自動降格圏の17位に落ちてしまうシックスポインター。

久保は4-2-3-1の右SHで先発、FWには冬の移籍でラツィオから加入したムリキが先発。対するカディスも4-4-2のフォーメーション。

試合はアウェイのカディスが押し気味の展開で始まり、久保も守備に下がる場面が多い。するといきなり前半8分に、カディスのアルカラスが右サイドからスローインを受けて左足で巻いて飛び込むゴラッソを決めて先制する。

ビハインドを負ったマジョルカはムリキをターゲットにボールを集め、13分には久保のCKからムリキがヘッドもGK正面。マジョルカがボールを持った時は右SBのマフェオが高い位置に上がるために久保は中にポジションを取るのだが、なかなかライン間でボールを受けられない。

しかし前半18分、久保のクロスが跳ね返ったところをムリキが拾ってクロス、ファーに飛び込んだオリバンがアレホに引っ張られて倒れたと判定、これをサルバ・セビージャがきっちり決めてマジョルカが同点。

前半30分、ようやく久保はサイドチェンジのボールをピタッと足元に収め、切り替えしてからシュートもゴール右に外れてしまう。35分にはワンタッチパスで中を崩して最後はクロスをムリキがヘッドもカディスGKレデスマが腕1本でセーブ。44分にはバイタルで縦パスのリターンを受けた久保がドリブルシュートもまた右に外す。

カディスは前半ロスタイムにCKから決定機2度を作るがマジョルカGKセルヒオ・リコがファインセーブを見せて防ぐと、マジョルカもアンヘルが決定的なシュートを放つがレデスマの腕に当たってポストでゴールならず。

後半3分、久保がカウンターから左に流れ、エスピノのアタックを交わして抜け出し、クロスをムリキに合わせるがゴールには至らず。15分には相手のセットプレイからカウンター、久保が抜け出したところをイザに倒されイエローカード。

すると後半15分、クロスにアンヘルが飛び込んでGKレデスマと交錯、この時にレデスマの膝がアンヘルに当たったシーンがVARでPKと判定され、21分にムリキがGKの逆を取ったキックを決めてマジョルカがラッキーな勝ち越し。

後半29分にはリスタートから久保が右サイドでボールを受け、クロスも中のムリキに合わず。35分には久保が中へ走ってパスを受けて抜け出そうとするが、相手DFに倒されノーファール。43分にはパスを受けてボールを浮かし、チュストを交わしたところで倒され相手にイエロー。

43分にはカディスにシュートがゴールポストに当たる決定機はあったが、マジョルカは久保に代えてアプドンを入れ、10分もあった後半ロスタイムを逃げ切り、2-1で試合終了。マジョルカは1部残留に向けて大きな勝利をものにした。

久保はカディスの左SB、エスピノに終始マークされて、特に右SBのマフェオから全く縦パスをもらえなかったが、ボールを持てば決して失う事なく確実にキープ、チャンスメイクを行い、守備でも献身的に自陣まで戻って上下動を厭わず、本当に戦える選手になって来た。

怪我から復帰当初は軽い守備で心配させたが、これなら代表で南野の代わりに左へ入っても問題ないように思う。でもあの監督は年功序列での起用を崩さないので絶対にやらないんだろうなあ(苦笑)。

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