シュミット・ダニエルは代表招集されたが、それでも林、原、橋岡、そして森岡と日本人選手4人が先発した試合。シント・トロイデンは林と原の2トップ、橋岡が右WBに入った3-1-4-2、シャルルロワは3-4-1-2で、森岡はボランチで先発。
試合は、前半8分に森岡のセンターライン近くからのFKを、DFライストナーがクリアミス、浮いたボールをザルリに押し込まれてシャルルロワが先制する。17分にはクロスからフリーになった森岡がダイレクトボレーも枠外。
その後はシント・トロイデンが押し気味の流れになるが、シャルルロワは5バックでサイドのスペースを埋めて橋岡に仕事させず、ボールを奪ったら森岡が上手くボールを散らせてプレッシャーをかいくぐり、のらりくらりとシント・トロイデンの圧力を交わす。
シント・トロイデンも34分にライツのパスに林がPA内で一瞬引いて受け、振り向きざまシュートも枠外。41分には林からの横パスを受けた橋岡が思い切ってシュートも大宇宙開発。この直後に橋岡は相手と交錯して胸を打って交代。
後半3分も右サイドからの高いクロスに競り合ってヘッドもまた枠外。10分には林がクロスに競って原の足元に入るが、ボールが跳ねて倒れた林に当たってしまう。その後はシャルルロワのペース、14分に森岡のFKも流れてゴールラインを割ってしまう。16分には原の強烈なミドルをGKが弾き、林が詰めるも相手にクリアされる。
その後は前がかりのシント・トロイデンに対して、シャルルロワが何度かカウンターから決定機を作り、後半終了間際にはクロスにフリーになっていた原がボールを叩きつけるヘディングを放ったが、ボールを当て損ねて下に飛んでしまいゴールならず。
結局試合はそのまま0-1で終了。シント・トロイデンは数多くのチャンスを作ったものの、日本人2トップが得点を挙げる事が出来ず3試合ぶりの敗戦、順位は12位へと後退した。シャルルロワは5位に浮上、プレーオフ1圏内まで勝ち点2差まで迫って来た。
林は相変わらず良く動いてボールを収めていたが、いかんせん得点は偶発的な産物。原は長身なのにターゲットマンでは無く、帯に短し襷に長しな2トップ。橋岡は頑張っていたが不運な退場。森岡は攻撃がイマイチだった分、守備で奔走していた。まあどの選手もさらに一段階レベルアップしないと代表の座は遠そうだ。